TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

こんにちはtashiro

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講師の岡部です。

昨日の速報につづき、本日は参考答案プランの第2弾をお届けします。

 

昨日は課題の特徴を全体的に見てみましたが、今回はなんといっても一番のサプライズだった敷地の傾斜に対して、少し掘り下げてみたいと思います。

 

まずは、参考プランの第2弾を確認ください。

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※無断複製・複写を禁じます。 

建物の内部で床レベルを変えたパターンになります。

敷地入り口部の床高さをGL+200㎜、奥側をGL+400~500㎜としており、内部の廊下に設けた段で段差処理を行っています。1階の床レベルは段差を設けましたが、2階の床スラブ面は段差を設けず、奥側のエリアの天井高さで調節しています。

 

軒の高さについては、設計条件で9m以下とあります。この数値を超えるとかなり大きな減点になると考えられます。「道路境界部分をGLとし、±0㎜とする」との条件ですので、参考答案プランの断面図はここからの軒高さを9000㎜としました。

 

軒の高さについては、建築基準法上は平均地盤面からとれば良いのですが、課題の意図が平均地盤面からを指しているかどうかが不明なため、より安全側の設計にしました。

 

このように内部で床レベルを変更することで、より課題の条件の意図に近づいているかと思われます。

 

今回のサプライズであるこの「傾斜地」は、受講生の多くの方がてこずった様子です。敷地に傾斜がある条件は過去になく、また、プランニングにかけることが出来るのは1時間程度と非常に短い時間です。今回の参考プランのように、建物内部での段差処理を行うことはとても難しかったかと思います。

 

二級建築士の設計製図は相対試験です。多くの方が出来ていない内容については、差がつかないことになります。今回の「傾斜地」については、あまり差がつかない内容となる可能性があります。このようなサプライズに対してはあまり惑わされることなく、他の項目をしっかりまとめて、時間内に仕上げることが大事です。

今回の試験で書き上げることが出来た方は、必要以上に不安になる必要はありません。12月の結果をまちましょう。

今回の課題は、敷地の勾配というサプライズがあったものの、それがなければプランニングはさほど難しくなく、問題の難易度としては、標準的であったと言えるでしょう。


受験生の皆さま、今年はコロナ禍においての試験勉強、本当にお疲れ様でした。皆さまの合格を祈っております。


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皆さんこんばんは、TAC講師の岡部です。

 

まずは、本日の二級建築士設計製図試験を受験された皆様、大変お疲れ様でした。

無事に書きあげることはできましたでしょうか?

 

どこよりも早い速報プランをお届けします!

 

まず、今年の課題の特徴をざっと見てみましょう。

 

敷地について

・横11m×縦20m、平成27年、平成30年に続いての縦長敷地でした。用途地域は近隣商

業地域で3階建てという点も同じでした。

・南北に500mmの高低差がある敷地です。さほど大きな勾配ではないのですが、今回の課

題の最大のサプライズだと思います。

 

構造について

・鉄筋コンクリートのみの指定です。今年は課題発表時に(ラーメン構造)の表記がなか

ったので、壁式が指定される可能性が0ではありませんでしたが、結果は想定どおり、

ラーメン構造で設計すればよかったことになります。

 

要求室について

・特に目新しい要求室はありませんでしたが、「書斎(A)、書斎(B)を2階又は3階のどちらに設けても良い」という条件があり、また、各室の大きさに面積指定がほとんどない点などから、プランニングの自由度が高かったと言えます。

・昨年の木造に続いて、バルコニーを設ける要求がありました。

 

防火区画について

30年の課題と同じく、住宅部分の竪穴部分及び延焼のおそれのある部分に対する防火設備の要求でした。

 

敷地内のスロープ

・「高低差が生じる場合は、屋外スロープ(勾配は1/15)を設ける」という設計条件で、例年どおりの要求ですが、敷地内に高低差があることから難しく考えて、どのように処理をすれば良いか、迷われた方が多かったかもしれません。

要求図書について

・部分詳細図で、初めて切断位置に「2階のバルコニー」が要求されました。

 

 

では、参考答案プランです。

 令和3年答案例エスキース

                                                                  無断複写・複製を禁ずる

 

 

 

縦長敷地に対応して、各階の廊下を縦軸にとり、住宅の居室は極力南面に向けたプランです。

敷地の勾配については、道路面のGL±0mmから1階のFLを+100mmとして設計し、住宅への通路はそのままフラットにGL+0mmで持っていき、玄関ポーチ部分で+100mmとしています。

敷地条件で「盛土・切土により敷地全体を平坦にしてはならない。」との設計条件ですので

住宅の通路部分は平坦にし、建物の北面や東面はもとの地盤面の傾斜をそのまま残しています。こうすることで、スロープは、敷地が平坦な場合と同じように考えることが出来ます。

 

 

今回の課題は、敷地の勾配というサプライズがあったものの、それがなければプランニングはさほど難しくなく、問題の難易度としては、標準的であったと言えるでしょう。

では、明日13時頃までに講評の第2弾を本ブログにアップいたします。

 


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