TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

井澤です。いざわ

建築用語のうちで、一般の方には違う意味になってしまうものの代表と言えば、ラーメンとクリープが挙げられます。

クリープとは、比較的小さな力であっても、外力が長時間継続して作用したときに、時間の経過とともにひずみが増大する現象です。
クリープは木材とコンクリートで生じやすく、クリープ変形が生じた場合、その荷重を取り除いても変形は元の状態には戻りません。

クリープは
Creepと書きます。
goo辞書によれば、Creepには「乗り物がのろのろと進むこと。特に、オートマチックトランスミッション
を搭載する車両などで、エンジンがアイドリングの状態でアクセルを踏まなくても徐々に前へ進む現象のこと」という意味もあります。徐々にひずみが進行するのでクリープというわけです。

さて、「お約束」といった感
がありますが、コーヒーに入れるクリープのほうは 
Creap です。
こちらは「Creamy Powder」の略
です。

テレビで聞いた話ですが、しょうゆラーメンにクリープを入れるととんこつ味になるとか・・・。真偽のほどはいかに。

井澤です。 いざわ

下町紹介ならぬ地元紹介になりますが、私はひばりヶ丘に住んでおりまして、近くに「ひばりが丘団地」があります。
日本住宅公団(現UR都市機構)のマンモス団地の先駆けとして有名ですが、老朽化により立て替えが進み、今ではストック再生実証試験のほうでも有名になっており、1級建築士試験でも平成24年に計画No.11で次のような出題がありました。

問題 『ひばりが丘団地(東京都東久留米市)は、解体せずに再生・活用する技術的手法を検証するため、解体予定の住棟を用いてストック再生実証試験が行われた団地である。』

これは正しい記述です。
解体(スクラップ&ビルド)ではなく改修(リノベーション)というわけです。ストック対策は社会的に重要性が高まっており、建築士試験でも重要テーマとして出題が増えています。
下の写真は躯体だけを残して開口部や手すり等が撤去された状態です。

hibari
 

さて、今年の2級建築士「構造」No.19で次のような出題がありました。

問題 『建築物の最上階又は最上階から複数階を撤去する改修は、建築物の重量を低減できるので、耐震性の向上に有効である。』

これも正しい記述です。
地震力は、建築物の重量に地震層せん断力係数を乗じて求めることから分かるように、建築物の全体の軽量化は、耐震性の向上に有効なわけですが、このような「減築」の事例にどのようなものがあるかを調べてみたら、これまた「ひばりが丘団地」が先駆けでした。
下記、UR都市機構ホームページをご覧ください。

http://www.ur-net.go.jp/rd/rn1/technical/

http://www.ur-net.go.jp/rd/rn1/technical/pdf/07.pdf

 

井澤ですいざわ

昨日に引き続き・・・。
「Worst question of the year」として、まずは1級の法規で問題に疑問が生じているNo.19とNo.23が挙げられると思います。そのあたりの詳細についてはホンダさんの記事を参照してください。

それを除いて考えると、なんと言っても2級の計画No.6で出題された熱損失係数の計算問題でしょう。
熱損失係数は、省エネ法の改正で今年10月に廃止されるんですよ(経過措置1年半)
熱損失係数に代わって外皮平均熱貫流率という新しい指標が導入されます。
それなのになぜ今年出題されなければならないのでしょうか?

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