TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

ほんだこんにちは、ホンダです。

建築士試験では法規の科目で法令集の持込みが認められているため、少しでも使いやすいものにという観点から、条文への線引きが一般的に行われています。

もっとも、受験生の中には、「線なんか引くとかえって見にくい」といって線引きをしない方もいますが、まぁ少数派といえるでしょう。

実際、線引きの効果はありますから、TACの講義でも線引きすることを推奨しています。
ただ、ここからは個人的な見解として聞いていただきたいのですが、いかに線引きをするかで、最終的な結果はずいぶん変わると考えています。

一般的な線引きのパターンは、およそ次の通りでしょう。
① スクールが示している線引き集のとおりに線引きをする。
② 自分なりに重要と思う部分などに線引きする。
③ 自分で過去問題を解きながら、解答のキーポイントに線引きする。

おそらく、こと線引きの的確性だけを客観的にみれば、スクールの示すとおりに線引きをするのが最も優れているといえるでしょう。受験指導のプロが示しているわけですからね。

しかし、線引きの目的は法令集をカラフルにすることではなく、法規で1点でも多く得点することにあります。しかも、近年の法規は、特に一級建築士では顕著ですが、1問1問法令集を引くほど時間に余裕のある出題ではなくなっています。

つまり、ある程度法令集のお世話にならないで解答できる実力が必要とされているんですね。そして、その実力をいかに養成するかといえば、自分自身で過去問題等を繰り返し解くほかないと思います。

そう考えると、上記①~③のなかでは、③が最も効果的と思われます。
過去問題を解く際に法令集に線引きをすることができれば、理解度が増幅されます。また、無駄な線引きをすることもなくなります。そして法令集が出題分析集にもなりますし、学習の進捗度を測る目安にもなります。

いかがでしょうか。あくまで私の個人的見解ですが、どうも法規の得点が伸びないという方は、是非お試しください。

さて、そうはいいながら、線引きをする際にいくつか知っておくとためになることがあります。
これは次回にお話ししましょう。


ほんだこんにちは、ホンダです。
とってもとってもお久しぶりです。
実はここ数カ月、あまりに多様な業務に追われまして、
ブログは、すっかりサボッてしまいました。ごめんなさい。

さて、2014年の受験対策講座もいよいよスタートしました。
といっても、まだ基礎講座だけですが、このスタートに合わせてブログ書き込みも再開します。
しかも、できるだけ受験に直接役に立つ話題をお話ししようと思っています。

2013年の学科試験もそうでしたが、近年、法規の難易度が相対的に高くなっています。
試験後、時間が足りなかったという受験生の声が多いのも圧倒的に法規です。
そこでTACでは、受験会場持込み用のオリジナル法令集を開発し、書店販売することにしました。
12/20に書店に並ぶ予定です。

法令集なんてどれでも同じ、と思われるかもしれませんが、実はかなり差があります。
選んだ法令集によって、3~4点の違いが生じるといっても過言ではないでしょう。

ちょっとしたレイアウトや関連等の引用の記載、そして付属のインデックスの出来栄え等によって、引きやすさや見やすさが大きく変わります。
どうも法令集が使いこなせないという方や、インデックスが多すぎてかえって引きにくいというような方は、是非とも、TACの法令集をお勧めします。

なんだか久しぶりのブログがCMのようになってしまいました。
でも、本当に法令集の選択は大切です。書店でじっくり比較検討してみてください。

次回は、法令集の線引きについてお話します。





こんにちは、神部です。かんべ

ホームページとこちらのブログで総評などを掲載しましたが、実際にTAC設計製図コースが、今年度の課題にどのように対応していたかをお伝えしたいと思います。



今年度の課題は、景勝地に建つ地域に開かれた美術系“大学のセミナーハウス”でしたね。


①学生と教員が利用する、特定の人だけが利用する施設を地域住民にも開放すという課題でした。

試験においては開かれた施設交流というテーマがつきものですから、TACでは、地域住民との交流を課題に取り入れていました。


南道路南側景観の条件にも、TACはしっかり対応していました。

南側のアプローチ計画と景観配置が求められた今年の課題として、非常に重要なことです。


③要求室の床面積が適宜指定されたものが多く、受験者が収容人数から床面積を算定する課題でしたが、TACでは、2課題に1課題の割合、適宜指定及び算定法の訓練を行ってきました。

自由度が高まった近年の試験を想定して、当然の対策だったわけです。


④TACでは、景勝地における景観を取り入れる練習をしてきました。

なぜなら、建ぺい率の制限勾配屋根などの景観保全の対策練習ができますし、この練習が、都市型の出題にもそのまま応用できるからです。

実例は、ほとんど景勝地ですからね。


⑤音楽大や美術系大学について、対応練習をしていましたので、アトリエなども出題していました。

このような大学の専門性を考慮した出題も、やはり想定しておくべきでしょうね。


⑥TACでは、敷地が平坦でない、又は地階が要求される、既存建築物があるなどのトリッキーな出題は応用練習で行い基本的なゾーニング、動線計画を重視した課題を優先してきました。

バリアフリーとは、段差を設けないことが原則で、屋内にスロープを設けるような問題づくりのための条件は考えづらいですよね。



TACの設計製図コースの課題数は8課題です。

課題数が少ないと思われる方も多いのではないでしょうか。

実際に、受講前に課題数のことを不安に思われる方もいらっしゃいました。


ですが、我々TAC講師は、多すぎる教材・課題は、消化不良を起こし、かえって学習の負担が増すだけだと考えています。独自性や意外性をアピールすることなく、受講者の目線で考えた結果だと思ってください。


昨年、他講習で不合格になってしまった、今年のTAC受講生は、


「今年は、適切な課題数で、より良いプランニングを目指し、作図練習を徹底することで、
昨年身につかなかったものが、TACでは数段上達できた。」


とのことでした。


まさに、TAC講習が目指した、
適切な課題を確実に消化させることにより、プランの完成度、作図の精度を高め、着実に達成度を高める。

量より質の学習を目標とする。

その指導方針が間違っていなかったということだと思っています。


以上、TAC課題の対応についてでした。
近日中に「一級設計製図本試験採点のポイント」動画もアップします。
ぜひ覧ください!かんべ


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