井澤式 建築士試験 比較暗記法 No.312(モルタルの硬化時間)
井澤です
■問題1
モルタル塗りにおいて、1回に練り混ぜるモルタルの量については、60分以内に使い切れる量とした。(一級施工:平成18年No.18枝1)
■問題2
タイル後張り工法のマスク張りにおいて、タイルへ張付けモルタルを塗り付けた後、タイルを壁面に張り付けるまでの時間を5分以内とした。(一級施工:平成18年No.18枝5)
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■解答
問題1、2ともに正。
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ポイント:モルタルの硬化時間
① セメントモルタル塗りのモルタル練混ぜ量 |
60分以内に使いきれる量 |
② マスク張りの張付けモルタルの塗り置き時間 |
5分 |
①は練混ぜから張付けまで時間。
②はモルタルをタイルに塗布してから張付けまでの時間(塗り置き時間)。
井澤式 建築士試験 比較暗記法 No.311(ワーキングジョイント等)
井澤です
■問題1
シーリング工事において、目地部をワーキングジョイントとする場合、シーリング材を目地底に接着させない2面接着の目地構造とした。(一級施工:平成14年No.15)
■問題2
シーリング工事において、鉄筋コンクリート造の建築物の外壁に設けるひび割れ誘発目地については、目地底にボンドブレーカーを使用せずに、シーリング材を充塡する三面接着とした。(一級施工:平成26年No.16)
■問題3
シーリング工事において、鉄筋コンクリート造の外壁の建具枠回りについては、目地底にボンドブレーカーを用いずに、シーリング材を充填する三面接着とした。(一級施工:平成23年No.16)
■問題4
アルミニウム製建具の改修工事において、新規建具と鉄筋コンクリート躯体の取合いのシーリングは、目地深さが所定の寸法であり、被着体の挙動が少ないことが確認できたので、ボンドブレーカーを省略し三面接着とした。(一級施工:平成27年No.23)
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■解答
問題1 正。ワーキングジョイントは2面接着。
問題2 正。「コンクリートの各種目地(ひび割れ誘発目地)」はノンワーキングジョイントで3面接着。
問題3 正。「コンクリートの各種目地(コンクリートと建具枠回り)」はノンワーキングジョイントで3面接着。
問題4 正。「コンクリートの各種目地(コンクリートと建具枠回り)」はノンワーキングジョイントで3面接着。既存建具の外周枠を残し、その上から新規建具を取り付ける「かぶせ工法」でもこのように考えてよい。
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ポイント
|
例 |
目地 |
ワーキング |
①金属部材の部材間目地 |
2面接着 |
ノン |
①コンクリートの各種目地 |
3面接着 |
【注意】
ガラス回り目地(ガラスと建具枠の間の目地など→ワーキングジョイント)と、コンクリートと建具枠回り(コンクリート外壁と建具枠との間の目地など→ノンワーキングジョイント)の違いに注意。