TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

こんにちは、ホンダですほんだ

今回は、下町にある発祥の地のご紹介です。
まずは、今や縁結びのパワースポットとして、若い女性に大人気の「今戸神社」です。
ここは、「招き猫」の発祥の地として、神社の正面に巨大な招き猫がデーンと鎮座しています。
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実は、私の出身中学校はこの近所でして、
今戸神社の境内は、通学路としてよく利用していました。
ただ、遠い記憶を探っても、当時の今戸神社に招き猫がいた覚えはなく、
また、縁結びという話を聞いたこともありませんでした。

風の噂では、
神社の神主さんが女性に代わった20年ほど前から、
突如今のような流れになったということです。

あっ、決して「招き猫」発祥の地や、縁結びのパワースポットを疑っているわけではありません。
神社の神主さんだって、霞食って生きているわけじゃないですから。。。
バチが当たりませんように。。。

そして、今戸神社からやや離れ、
「あしたのジョー」で全国区の知名度になった泪橋の交差点のほど近くに、
「玉姫稲荷神社」があります。
神社の前には、ジョーと葉子さんが。。。
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そう、ここは、ジョーがチンピラと喧嘩したり、
紀子ちゃんとデートしていた「ジョーのふるさと」です。
この界隈は、いわゆる「山谷地区」でして、
今もホームレスの人たちが、神社に隣接する公園にブルーシートハウスを作って、
寝食しています。

インターネットで検索したのですが、「玉姫稲荷神社」の公式ホームページは見当たりません。
「ジョーのふるさと」という看板を置いているところをみると、
集客にまったく興味がないわけではないと思うのですが、
「今戸神社」に比べると、戦略に差があるかな。。。
あっ、バチが当たりませんように。。。

関東大震災と第二次世界大戦によって、
下町は壊滅的な被害を受けました。
なので、今回紹介した今戸神社も玉姫稲荷神社も、
戦後RC等で建てられたものですが、いわれや歴史はあるようです。
是非、一度、「招き猫」と「ジョー」に会いにきてください。

さて、次回は、下町にあるもっとシュールな神社をご紹介します。

井澤です。いざわ
今日は今年のニ級の構造から。

No.22〕コンクリートに関する問題の枝2.です。
問題 『プラスチック収縮ひび割れは、コンクリートが固まる前に、コンクリートの表面が急激に乾燥することによって生じるひび割れである。』

正しい記述ですか?誤りですか?
答えは「正」です。

なぜコンクリートにプラスチックが???

って思いますよね~。

この「プラスチック」は、プラモデルのプラスチックのことではありません。
語源は同じですが、ここでの意味は、可塑性すなわち任意の形に変形できる、という意味です。
プラスチック収縮ひび割れは、コンクリートが固まる前のプラスチックな状態(可塑性のある、変形できる状態)において、直射日光や風による水分の蒸発によりコンクリート表面が急激に乾燥することよって生じるひび割れです。これが発生した場合には、コンクリートの凝結が終了する前に、表面のタンピング等により処置する必要があります。

井澤です。いざわ

今年の一級建築士学科試験「構造」で難しかった問題の一つに〔No.10〕木造軸組工法の耐震改修が挙げられます。

耐震改修の方法として、最も効果の低いものはどれかという問題です。(一部簡略化)
1. 既存の無筋コンクリート造の布基礎に接着系のあと施工アンカーによる差し筋を行い、鉄筋コンクリート造の布基礎を抱き合わせた。
2. 1階の床下地材を、挽板(ひきいた)から構造用合板に変更。
3. 1階の耐力壁が偏在していたので、2階床組の水平剛性を高めた。
4.
 屋根葺き材を、日本瓦から住宅屋根用化粧スレートに変更。

正答は2.です。
3.4.は過去問の応用で解けるとしても、枝1.2.は新テーマだったので難しかったと思います。
1.は抱き合わせ基礎と呼ばれ、効果的な耐震改修方法です。
2.について
地震力は、2階床組や小屋組等の水平構面から、柱や耐力壁等の垂直構面に伝わり、土台、基礎、地盤へと伝わります。したがって、2階床組や小屋組等の補強は有効なのですが、1階では耐力壁等から、土台、基礎、地盤へと力が伝わり、1階床組を介さないため、1階の床下地材を、幅の狭い挽板から構造用合板に変更して補強しても、耐震性の向上にはほとんど効果がありません。

実はこの問題、なんと木造建築士試験のリメイクでした。
平成24年「構造」No.18です。
http://www.jaeic.or.jp/mk-mondai-h24-gakka34.pdf

木造建築士試験の試験機関は、一級・二級建築士と同じく(公財)建築技術教育普及センターです。
受験者数の減少など課題もあると思いますが、さすが「木造建築士」という感じの出題でした。

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