TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

井澤ですいざわ

■問題
APF(通年エネルギー消費効率)は、パッケージエアコンの運転効率を示す指標として、定められた温度条件下での定格能力に対する運転効率を示す。(オリジナル)

――――――――――――――――――――
COPとAPFは、ともにパッケージエアコンの運転効率を示す指標で、「出力入力」すなわち、消費エネルギーに対する冷凍能力の効率を示します。
違いは次のとおりです。

―――――――ポイント―――――――――
・COP(成績係数:Coefficient Of Performance
 定められた温度条件下での運転効率
・APF(通年エネルギー消費効率:Annual Performance Factor
 外気温度の変化による冷暖房能力や消費電力の変化を加味した運転効率。
 したがって、APFは、COPよりも実際の使用実態に近い、年間を通しての平均的なエネルギー消費効率を算出することができます。
――――――――――――――――――――

■解答
誤。設問はCOPについての記述です。

井澤ですいざわ

■問題
外気負荷のうち顕熱負荷は、「室内外の空気の温度差」と「風量」との積に比例する。(一級環境・設備:平成16No.19改)

―――――――――――――――――――――――――
外気負荷とは、新鮮空気の取入れのために室内に取り入れる外気による熱負荷です。
例えば冷房時には、せっかく冷やした室内空気の一部を排気して、新鮮空気として屋外の高温な空気を取り入れなければなりません。この際の熱負荷が外気負荷です。
外気負荷のうち、室内の温度を上下させるのが顕熱負荷、湿度を上下させるのが潜熱負荷、その合計が全熱負荷です。
空調設計においてその計算が必要なのですが、基本は次の関係です。

――――――――ポイント――――――――
顕熱負荷は、風量×室内外の温度差に比例
潜熱負荷は、風量×室内外の湿度差に比例
全熱負荷は、風量×室内外の比エンタルピー差に比例
――――――――――――――――――――

風量とは、換気量のことです。
エンタルピーとは、顕熱と潜熱の合計である総熱量のことで、空気1㎏当たりのエンタルピーを比エンタルピーといいます。

■解答

井澤ですいざわ

■問題1
空調設備の熱負荷計算において、外部から窓ガラスを通して室内に侵入する熱は、「日射が直接ガラスを透過して侵入する熱」と「室の内外温度差によって侵入する熱」の二つに分類される。(一級環境・設備:平成22No.10

■問題2
窓ガラスの日射熱取得率(日射侵入率)は、ガラスに入射した日射量に対する、ガラスを透過した日射量の割合で表される。(一級環境・設備:平成20No.3

―――――――――――――――――――――――――
窓ガラスに入射した日射は、透過するか、吸収されるか、反射されます。

窓ガラスを通して室内に侵入する日射熱は、窓ガラスを透過した分だけでなく、いったん窓ガラスに吸収され、ガラス温度を高めた後、対流及び放射によって侵入する熱も含まれるので誤りという問題です。
 

空調設備の熱負荷計算においては、日射熱のほか、室の内外温度差による貫流熱も含まれるので、外部から窓ガラスを通して室内に侵入する熱は、次の3つになります。
・日射が直接ガラスを透過して侵入する熱
・日射がいったん窓ガラスに吸収され、ガラス温度を高めた後、
 対流及び放射によって侵入する熱
・室の内外温度差によって侵入する熱

■解答
問題1、2ともに誤。 

↑このページのトップヘ