TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

井澤ですいざわ

22に引き続き、今回も均斉度がテーマです。

■問題
昼光による室内の照度分布を均斉にするためには、窓に透明なガラスを用いる場合より光の拡散性が高いガラスを用いる場合のほうが効果は大きい。(一級環境・設備:平成18No.5

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設問の「室内の照度分布を均斉にする」とは、すなわち「均斉度を高める」ということです。また、「光の拡散性が高いガラス」の代表例は、すりガラスです。

そして、採光量と均斉度は必ずしも両立しません。
採光量が多くても、明るいところと暗いところの差が大きくなれば均斉度は低くなります。
――――――――ポイント―――――――――
光の拡散性が高いガラスは、
・採光量は少ない
・均斉度は高い
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■解答

井澤ですいざわ

■問題
片側採光の部屋における照度の均斉度を、1/5とした。(一級環境・設備:平成18No.4改

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均斉度とは、照度分布の均一さの指標です。
ある面上の「最小照度/最大照度」または「最小照度/平均照度」で表わされ、均斉度が大きいほど明るさが均一であることを示します。

片側採光の部屋では、どうしても窓付近は明るく、室奥は暗くなりますが、それでも均斉度を/10以上とします。

・同様の基準として、タスク・アンビエント照明において、全般照明の照度は、局部照明の照度の/10以上とすることが望ましい、という基準があります。これも均斉度1/10以上という内容です。タスク・アンビエント照明では、省エネのために全般照明の照度を低くしますが、それでも均斉度を1/10以上とします。

――――――――ポイント―――――――――
・片側採光
・タスク・アンビエント照明
は、ともに均斉度を1/10以上とすることが望ましい。
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■解答

言うまでもなく、1/5≧1/10です。

井澤ですいざわ

20の応用とも言える問題です。

■問題
どの方向から見ても光度が一様となる面を、均等拡散面という。(一級環境・設備:平成12No.7改)

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■解答

どの方向から見ても輝度が一様となる面を、均等拡散面といいます。
光度ではありません。
ポイントは、№20で学習した次の内容です。

――――――――ポイント―――――――――
【光度】点光源の明るさ
【輝度】面光源の明るさ
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均等拡散「面」ですから、「輝度」が一様となる面、というわけです。

均等拡散面は、どの方向から見ても明るさが同じ面のことで、わかりやすく言うと光沢のない面です。普通紙は均等拡散面に近いです。
一方、金属の光沢面は光の当たる方向と見る方向によって明るさが全然違いますよね。

 

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