TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

TACの井澤ですいざわ


■問題
設計用外気条件に用いられるTAC温度は、実際の気象データを統計処理して得られた値であり、ある超過確率を設定して、稀にみられる猛暑等の要因を取り除いたものである。(一級環境・設備:平成22No.10

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TAC温度とは、超過確率を考慮した設計用外気温度のことをいいます。
空調設計の最も基本的な条件は、室内の設定温度と外気温度の差です。
この設計用の外気温度として広く用いられているのがTAC温度です。
全国の主要都市の実際の気象データを統計処理したものです。
統計処理に際して、例えば超過確率2.5%と設定したときは、2.5%の確率でしか現れない非常に稀な温湿度条件を取り除いた統計値です。
TACの名前の由来は、ASHRAE(アシュレー:米国暖房冷凍空調学会)の技術諮問委員会(Technical Advisory Committee)が提唱したことによります。

「TAC」は、
タスク・アンビエント空調システムのことを意味する場合もあります。
Task and Ambient air Conditioning systemです。

資格の学校「TAC」
の名前の由来は、東京アカウンティングセンターです。
アカウンティングとは会計という意味です。公認会計士試験の受験指導校として1980年に設立された東証一部上場企業です。

ペアで覚えておいてください?
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■解答
正。

井澤ですいざわ

■問題
BMS(ビルディング・マネジメント・システム)は、設備の機能を確認するために必要な室温やエネルギー消費量等を計測・計量し、得られたデータを効率的に分析する機能のことである。(一級環境・設備:平成22No.12

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「データなくして管理なし。管理なくして省エネなし。」と言われます。

BMS
(ビーエムエス:ビルディング・マネジメント・システム)は、省エネのためのデータの計測(モニタリング)と分析を行うシステムのことをいいます。具体的には、室内温湿度、空調冷温水温度・流量、電力量、水道使用量、COP(エネルギー消費係数)などなどのデータです。

このうち、環境配慮、エネルギー消費の分析を高度化したものを、
BEMS(ベムス:ビルディング・エネルギー・マネジメント・システム)といいます。

さらに、住宅に関するBEMSを特に
HEMS(ヘムス:ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)といいます。

HEMSはまだ出題されたことはありませんが、そろそろ狙われそうな予感です。


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■解答

井澤ですいざわ

■問題
設備診断における物理的劣化とは、設備システムの劣化のうち、要求機能の変化や技術革新による陳腐化が要因となって生じるものである。(一級環境・設備:平成14No.18改)

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当然のことながら、設備の性能は、要求性能以上であることが求められます。
すなわち、「設備の性能」≧「要求性能」 です。
これが、「設備の性能」<「要求性能」となってしまうことを設備の劣化といいます。

この劣化が生じる原因には、次の2つが考えられます。

一つ目は左辺の
「設備の性能」が低下すること。
例えば設備部品の摩耗・消耗・腐食等による現状性能の低下です。
これを物理的劣化といいます。物理的要因に起因するという意味です。
一般に劣化と言えばこれがイメージされます。

二つ目は右辺の「要求性能」が向上すること。
例えば技術革新により高性能の設備が登場したり、法が改正されたりすることによって、使用者の要求性能が向上する場合です。
この場合には、左辺の現状性能は変わらないのに、右辺の「要求性能」が向上することによって、大小関係が逆転して「劣化」に該当してしまいます。
これを社会的劣化といいます。社会的要因に起因するという意味です。

――――――――ポイント――――――――
・物理的劣化
 設備の性能の低下による劣化
・社会的劣化
 要求性能の向上による劣化
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■解答
誤。設問は社会的劣化のことです。



 


 

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