TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

井澤ですいざわ

■問題1
型枠支保工の構造計算において、固定荷重として、鉄筋を含んだ普通コンクリートの荷重(24k/㎥×部材厚さ())に在来工法の型枠の重量0.4k/㎡を加えた値を用いた。(一級施工:平成27No.9)
問題
型枠支保工の構造計算において、コンクリートの打込みをポンプ工法により行うので、打込み時の積載荷重を1.5k/㎡とした。(一級施工:平成24No.9)

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■解答
 問題1、2ともに正。
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前回は型枠支保工の水平荷重を学習しました。
今回は型枠支保工の鉛直荷重です。
型枠支保工の鉛直荷重は、建築物の鉛直荷重と同じく、固定荷重と積載荷重に分けて考えます。

―――ポイント:型枠支保工の鉛直荷重――――

型枠支保工の鉛直荷重は、固定荷重と積載荷重の和とする。 

種類

説明

具体的な値

固定荷重

打込み時の鉄筋・コンクリート・型枠の重量による荷重

固定荷重は、鉄筋を含んだ普通コンクリートの荷重(24 k/×部材厚さm)に、在来工法の型枠の重量0.4 k/を加えた値とする。

積載荷重

打込み時の打設機具、足場、作業員、資材の積上げなどの重量による作業荷重及び打込みに伴う衝撃荷重

積載荷重は、ポンプ工法による打込みの場合は、1.5k/とする。

 

 

お疲れ様です。satoサトーです。
また週末に雪の予報ですね
う~ん困りますね・・・
雪が積もらないことを祈ります。

今日は先日の合格祝賀会の写真が出来上がってきたので、拝見しましたよ。
皆さん、素敵な笑顔で観ているだけで私もつられて笑顔になる
そんな写真です

28年度合格予定者の(今期の受講生)皆さんも12月には
同じように素敵な笑顔で写真に写りましょう

八重洲校は教室が前回の場所から移動して3階になってますので注意してくださいね

加湿器は2月からみたい・・・
乾燥に負けないように水分補給しつつ
頑張ります 

井澤ですいざわ

■問題1
パイプサポートを支柱として計画したので、その型枠支保工の上端に設計荷重の2.5%に相当する水平方向の荷重が作用するものとして、構造計算を行った。(一級施工:平成19No.10
■問題2
鋼管枠を用いる支保工の設計において、型枠支保工の上端に、設計荷重の2.5/100に相当する水平方向の荷重が作用しても安全な構造とした。(一級施工:平成10No.10

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■解答
 問題1 誤。パイプサポートの場合は、5%です。
 問題2 正。
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型枠支保工に作用する水平荷重の大きさをどのように設定するかという問題です。
水平荷重は鉛直荷重に対する比率で決められます。

――ポイント:型枠支保工の水平荷重の大きさ――

katawaku
katawaku2

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■パイプサポート
パイプサポートは、現場合わせのため施工誤差が大きいので、余裕を持って鉛直荷重の5%の水平荷重に耐えられるように設計します。

■鋼管枠(枠組支柱)
鋼管枠(枠組支柱)は、工場製作のため施工誤差が小さいので、鉛直荷重の2.5%の水平荷重耐えられるように設計すればよい。

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