TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

井澤ですいざわ

■問題
オゾン層破壊係数は、オゾン層を破壊する物質に対して、CFC11の破壊力を基準として、他の物質の破壊力を相対的に示すものである。(オリジナル)
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■解答 正
設問は正しい記述です。
なお、地球温暖化係数は、地球を温暖化させる温室効果ガスに対して、二酸化炭素の温室効果量を基準として、他の物質の温室効果量を相対的に示すものです。
――――――――ポイント――――――――
・地球温暖化係数
 →二酸化炭素が基準
・オゾン層破壊係数
 →CFC-11(指定フロンの一種)が基準
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また、「冷凍機に使用される代替フロン(HFC)は、オゾン層の破壊防止については効果があるが、地球温暖化係数については二酸化炭素を上回っている」ということも頻出のポイントです。

井澤ですいざわ


■問題1
障壁は、一般に、音の回折現象によって、低周波音よりも高周波音の遮断に有効である。(一級環境・設備:平成17No.8

■問題2
単一材料からなる壁体の遮音性能について、質量則によれば、周波数が低いほど、壁の透過損失は大きくなる。(一級環境・設備:平成22No.8改)

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■解答
問題1 正
問題2 誤


■問題1について
音の回折現象とは、音が伝搬途中にある障害物の裏側に回り込む現象を言います。
一般に、高音よりも低音のほうが大きく回折する傾向があります。
kaiseki
このため、騒音防止のために設ける障壁は、高音の遮断には有効ですが、低音の遮断にはあまり有効ではありません

■問題2について
質量則は、No.36でも扱いました。
質量則によれば、周波数が高い高音のほうが、壁の透過損失は大きくなります。
周波数が2倍になると、透過損失の値は約6dB増加します。
透過損失が大きいということは遮音性能が高いことを意味しましたね。
したがって、周波数が高い高音ほど、壁の遮音性能は高くなります。
逆に、低音のほうが、壁の遮音性能は低くなります

問題1と問題2は、ズバリ「
低音の処理は難しい」ということです。
ペアで覚えておきましょう!

井澤ですいざわ

 

■問題1
音圧レベルが等しい純音を聴くと、一般に、1,000zの音より100zの音のほうが小さく感じられる。(一級環境・設備:平成20No.6改)

■問題2
騒音レベルは、A特性で感覚補正された量であり、低音域が優勢な騒音に対して、その値は、音圧レベルの値よりも低い値を示す。(一級環境・設備:平成24No.1

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ペアで覚えるべき問題です。

ポイントは、ズバリ「人の耳は低音には鈍感」ということです。
身近な例としては、女性の高い声が大きく聞こえるのに対して、男性の低い音は小さく聞こえることが挙げられます。

ですから、問題1のように、音圧レベルが等しくても、人の耳には1,000zの高音よりも100zの低音のほうが小さく感じられます

問題2の「騒音レベル」は、この「人の耳は低音には鈍感」という特性を考慮して、純粋な物理量である音圧レベルの値を、低音の場合は小さく、高音の場合は大きくなるように補正した音圧レベルです。
したがって、低音の騒音レベルは、音圧レベルの値よりも低い値を示します
なお、騒音レベルは、「A特性音圧レベル」ともいいます。A特性=聴覚の周波数特性ということです。 


■解答
問題1、2ともに正。 

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