TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

ほんだこんにちは、ホンダです。

昨日の二級建築士学科試験について、
TACが推定する合格基準点は以下のとおりです。

〇科目基準点
 計画13/25
 法規13/25
 構造13/25
 施工13/25


なんだ、例年と変わらないじゃないかとお思いかもしれません。
計画と法規は難易度の高い問題が多かったため、基準点が下がる可能性も否定できませんが、
例年並みの難易度の問題も多数含まれており、
「出題数の過半」という基準点は維持されると推定しています。

〇合計基準点(合格ライン)
 60/100


これも例年通りです。
全体的に6割基準は維持されると推定しています。

この書き込みのあとに、昨日発表した解答番号を、さらにその後に講評をUPしましたのでご確認ください。

ということで、これらの基準をクリアされた方は、
すぐに製図対策をはじめてください。
また、計画や法規の基準点に1点満たないという方も、
念のため製図対策を始めるべきと考えます。

TACの設計製図本科生コースでは、
講座開講前に自宅で作図手順が学べる作図手順解説DVD&テキストを教材としてお渡ししています。二級の設計製図試験では、作図力が合否を大きく左右しますので、是非早めに作図の練習を始めてください。

なお、今年度課題の「3階に住宅のある貸店舗(乳幼児用雑貨店)「鉄筋コンクリート造(ラーメン構造)3階建」
のポイントついては、7月8日18時30分より、渋谷校で実施されるイベントで紹介いたします。参加無料、予約不要ですので、是非ご参加ください。



ほんだこんにちは、ホンダです。

お待たせいたしました。
構造と施工の推定解答番号です。

構造
№01  №02  №03  №04  №05 

№06  №07  №08  №09  №10 

№11  №12  №13  №14  №15 

№16  №17  №18  №19  №20 

№21  №22  №23  №24  №25 

施工
№01  №02  №03  №04  №05 

№06  №07  №08  №09  №10 

№11  №12  №13  №14  №15 

№16  №17  №18  №19  №20 

№21  №22  №23  №24  №25 

以上です。
午前中の計画・法規に比べれば難易度が低かったようです。

詳細な講評は明日このブログでお伝えします。
また、合格推定点も公表しますので是非ご覧ください。
計画以下は、下記を参照してください。

計画
№01  №02  №03  №04  №05 

№06  №07  №08  №09  №10 

№11  №12  №13  №14  №15 

№16  №17  №18  №19  №20 

№21  №22  №23  №24  №25 

法規
№01  №02  №03  №04  №05 

№06  №07  №08  №09  №10 

№11  №12  №13  №14  №15 

№16  №17  №18  №19  №20 

№21  №22  №23  №24  №25 

 ※法規6は3に訂正しています。

受験生の皆様、本当にお疲れ様でした。

井澤ですいざわ

昨日の
二級建築士学科試験の講評をお送りします。

難易度については、
午前中の計画、法規はやや難しく午後の構造、施工は比較的易しかったと言えます。4科目全体で見ると、例年どおりの難易度と言えます。

計画
の出題の特徴は次のとおりです。
No.5の熱貫流率の計算問題(解答1)は、足し合わせることができるのは「率」ではなく「抵抗」であるということがポイントです。省エネ法の改正に関する平均熱貫流率を意識した問題です。
・「水平避難方式(No.16)」、「フリークーリング(No.20)」など一級建築士の出題がそのまま出題されているものや、「フライングコリドー(No.12)」、「ターミナルレヒート方式(No.21)」など、一級建築士でも出題されたことない出題も見受けられましたが、解答枝は過去問で判断できるという問題も少なくありませんでした。
新規問題に惑わされないだけの過去問の正確な理解が問われています。

法規
全体的にただし書の部分からの出題など、細かい部分からの出題が多く、解答枝が絞れない、難しい出題が多かったと言えます。
なお、ご存知のとおり、建築基準法が6月1日施行で、建築士法が6月25日施行で大改正されています。試験は1月1日現在の法令に基づいて出題されていますから、改正された部分についての出題が気になるところでしたが、予想通り、そこからの出題は避けられています。
例えば、「法27条+法別表1」は大改正されていますので、「耐火建築物、準耐火建築物としなければならない建築物」についての出題は、法61条(防火地域)、法62条(準防火地域)で判断させる出題となっていました。

構造
例年に比べて易しい問題が多かったと言えます。
新規問題も散見されましたが、解答枝が明確であったり、消去法で解答できることから得点しやすかったと言えます。
分野的には木造の出題に新規問題が多く見られ、難易度が上がっているという傾向が見て取れます。

施工
例年どおりの難易度であったと言えます。
例年どおりと言っても、覚えなければならない数値がたくさんありますので、比較整理して試験に臨めたか否かが合否を分けたものと思います。
特に、作業主任者の選任(No.3)やコンクリートの打重ね時間の間隔(No.11)などです。
このような「過去にたびたび出題されているにも関わらず、正確に覚えるのが難しい過去問」が合否を分けるということが改めて認識された出題でした。
また、数値の暗記だけではなく、材料の性質や工法の特徴の理解も問われています。

二級建築士学科試験の総評は以上です。

合格見込みの方、次は設計製図試験です!
つかの間の休息をとった後、いよいよ設計製図試験に向けて頑張りましょう!

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http://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku.html
一緒に二級建築士を勝ち取りましょう!

6月10日に二級建築士の今年の設計製図の課題が
3階に住宅のある貸店舗(乳幼児用雑貨店)」と発表された後にすぐUPしたものを、この書き込みの次にあらためてUPしましたのでまだご覧になっていない方は、ぜひご確認ください。

さらなる詳細については、7月8日(水)1830からTAC渋谷校にて「学科試験解答解説会+製図当年度課題の概要説明会」を行いますので、ご都合のつく方はぜひお越しください。
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