井澤です
■問題1 根切りの数量を算出する場合、作業上のゆとり幅は、0.5mを標準とする。
(一級計画:平成6年No.22改)
■問題2 根切りの数量を算出する場合、土間、犬走りにおける作業上のゆとり幅は0.1mとする。
(一級計画:平成21年No.19改)
――――【作業上のゆとり幅】ポイント――――
■作業上のゆとり幅の標準
0.5m …これが標準
■土間、犬走りにおける作業上のゆとり幅
0.1m …これが例外
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・前回の№195の図で「作業上のゆとり幅」がどこの寸法をいうのか確認してください。
・前回の繰返しになりますが、「作業上のゆとり幅」とは、基礎型枠の組立撤去等の作業に必要な寸法をいい、法付け工法の場合は、そこに人が入れる寸法として0.5m(人間の肩幅)を標準とします。
・一方、土間、犬走りは根切り深さが浅く、人が入って作業しませんので0.1mだけで良いのです。
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■解答
問題1、2ともに正
井澤式 建築士試験 比較暗記法 No.195 (根切りの余幅)
井澤です
■問題1 根切りにおいて、法付け工法を選択する場合の余幅は、「作業上のゆとり幅」に「法幅の1/2」を加算したものとする。
(オリジナル)
■問題2 根切りにおいて、山留め工法を選択する場合、山留め壁と躯体との間の余幅は、根切り深さにかかわらず1.0mを標準とする。
(一級計画:平成19年No.23)
―――――――【余幅】ポイント―――――――
■法付け工法
余幅=「作業上のゆとり幅」+「法幅の1/2」
■山留め工法
余幅=1.0m(根切り深さにかかわらず)
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・上図のとおり、「基礎の底面の設計寸法」に左右の「余幅」を加えたものが「根切り面積の幅」になります。
・ゆとり幅とは、基礎型枠の組立撤去等の作業に必要な寸法をいい、図の法付け工法の場合は、そこに人が入れる寸法として0.5m(人間の肩幅)を標準とします。
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■解答
問題1、2ともに正
井澤式 建築士試験 比較暗記法 No.194 (所要数量)
井澤です
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※ 2019年6月21日16:30頃、デッキプレートの数量を
「所要数量5%割増し」から「設計数量」に訂正しました。
「建築数量積算基準」の平成29年版の改定によるものです。
反映が遅れて誠に申し訳ありませんでした。
※ 2019年試験用TACのテキスト、問題集等の教材は
すべて改定内容が反映されたものになっています。
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今回から計画の最後として積算を扱います。
■問題1 山留め壁(地中連続壁)における鉄筋の所要数量を求める場合、設計数量に3%の割増をすることを標準とする。
(一級計画:平成16年No.23)
■問題2 鉄骨材料のうち鋼板(切板)の所要数量は、設計数量に3%の割増をすることを標準とする。
(一級計画:平成17年No.22)
■問題3 鉄骨材料のうち、アンカーボルト類の所要数量については、その設計数量の割増しを行わないことを標準とする。
(一級計画:平成19年No.23)
■問題4 デッキプレートの数量は、設計図書により計測・計算する。
(一級計画:平成21年No.19改)
「所要数量」とは、鉄筋、鉄骨、木材等の数量のように、市場に出回っている規格寸法があって、それを切って使うものの数量を数えるときに使う、切り無駄を含んだ数量です。切り無駄が割増率になります。
所要数量について、次の表の数値を必ず覚えてください。
鉄筋、鋼材、ボルトの3つに分けたとき、図中の赤で囲んだほうが「原則」の数値、そうでないほうが「例外」の数値です。
(1)まずは「原則」から
・「原則」は4%か、5%です。
・5%なのは、形鋼(H形鋼など)、鋼管などの3次元部材です。
・棒状の2次元部材(鉄筋、ボルト)に比べて切り無駄が多いイメージがしませんか?
(2)次は「例外」について
・鉄筋と鋼材の「例外」のほうは、どちらも3%です。
・鉄筋では、山留め壁(地中連続壁)、杭に用いる鉄筋は長いものをそのまま切らずに使えることが多いので、切り無駄が少なくなります。
・鋼材では、広幅平鋼、鋼板(切板)のように幅の広いものは、鉄骨工事専門業者が設計寸法に合わせた切板材として購入することが多く、切り無駄が少なくなります。
・ボルトでは、アンカーボルトは、ボルト、ナット、座金のセットを1本単位で購入することが多いため、ロスが生じないと考えられます。したがって、割増率はゼロ。
以上のように考えれば完璧に覚えられますよね。
このように必ず出題されると分かっている数値をしっかりと覚えた人が合格します!
(3)デッキプレートは「設計数量」に基準改定されました(平成29年版)
・デッキプレートの数量は、従来は「所要数量5%割増し」だったのですが、「建築数量積算基準」が改定され、「デッキプレートの数量は、設計図書により計測・計算する。」すなわち、「設計数量」とすることになりました。
・デッキプレートには切り無駄等が生じるわけですが、それは単価のほうで調整することになりました。
・試験で狙われやすいところだと思いますので、注意してください!
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■解答
問題1、2、3ともに正。
いずれも「例外」のほうの数値です。
問題4も正です。