井澤です
■問題1 アドルフ・ロースは、「必要様式」という考え方を提示し、機能主義・合理主義の設計理論の先駆者とされており、代表的な作品に「ウィーン郵便貯金局」がある。
(一級計画:平成20年No.24)
■問題2 近代建築の流れにおいて、機能主義を表す考え方である 「形態は機能に従う」は、ルイス・サリヴァンの言葉である。
(一級計画:平成20年No.24)
機能主義の名言つながりです。
――――――――――ポイント――――――――――
■オットー・ワグナー
「芸術は必要にのみ従う」という「必要様式」を提唱しました。
代表作「ウィーン郵便貯金局」も覚えておきましょう。
■アドルフ・ロース(ワグナーの弟子)
「装飾は犯罪(罪悪)である」
■ルイス・サリヴァン
「形態は機能に従う」
Form
Follows Function(韻を踏んでいます。ラッパー?)
――――――――――――――――――――――――
■解答
問題1 誤。アドルフ・ロースではなく、オットー・ワグナーの誤りです。
問題2 正。
井澤式 建築士試験 比較暗記法 No.189 (アールヌーヴォー・アールデコ)
井澤です
■問題1 V.オルタが設計したタッセル邸は、アール・デコの代表例である。
(一級計画:平成25年No.2改)
■問題2 アール・デコは、19世紀末にヨーロッパで流行した新しい装飾美術の様式であり、有機的な自由曲線の組合せを鉄やガラス等を用いて作り出している。
(一級計画:平成20年No.24改)
――――――――――――――――――――――――
■解答
問題1、2ともに「アール・デコ」ではなく、「アール・ヌーヴォー」が正解です。
―――――――――ポイント――――――――――
■アール・ヌーヴォー Art Nouveau
1900年前後にヨーロッパで流行した新しい装飾美術の様式。
植物などをモチーフとした有機的な自由曲線の組合せを鉄やガラス等を用いて作り出している。
【代表例】
・タッセル邸(オルタ設計)
・地下鉄出入口(ギマール設計)
■アール・デコ Art Deco
1920~30年代にヨーロッパ・アメリカで流行した装飾美術の様式。
幾何学図形をモチーフにした記号的表現を特徴とする。
【代表例】
・ニューヨークの摩天楼(クライスラービル・エンパイアステートビル)
――――――――――――――――――――――――
一般的には明日からをGWというのでしょうか。
受験生の皆さんにとって、このGWはとっても大事です。
ここでギアを一段上げて、問題集を解きまくってください。
また、テキストを一気に読み込むのも有効です。
GWが終わったときに、自分に「よく頑張った!」と言えるように、
また、「二度とこんなに勉強したくない」と言えるまで、
充実したGWにしてください。
井澤式 建築士試験 比較暗記法 No.188 (西洋建築史のポイント)
井澤です
西洋建築史で絶対に覚えておかなければならないものを8つ厳選しました。
■問題1 ハギア・ソフィア大聖堂――――ビザンチン建築
■問題2 サン・マルコ大聖堂――――――ゴシック建築
■問題3 ピサ大聖堂――――――――――ロマネスク建築
■問題4 ノートルダム大聖堂――――――ルネサンス建築
■問題5 ミラノ大聖堂―――――――――ゴシック建築
■問題6 フィレンツェ大聖堂――――――ゴシック建築
■問題7 サン・ピエトロ大聖堂―――――ゴシック建築
■問題8 ヴェルサイユ宮殿―――――――バロック建築
―――――――――――――――――――――――――
解答
下記の組合せをしっかりと覚えましょう!
■解答1 正。ハギア・ソフィア大聖堂――ビザンチン建築
■解答2 誤。サン・マルコ大聖堂――――ビザンチン建築
■解答3 正。ピサ大聖堂――――――――ロマネスク建築
■解答4 誤。ノートルダム大聖堂――――ゴシック建築
■解答5 正。ミラノ大聖堂―――――――ゴシック建築
■解答6 誤。フィレンツェ大聖堂――――ルネサンス建築
■解答7 誤。サン・ピエトロ大聖堂―――ルネサンス建築・バロック建築
■解答8 正。ヴェルサイユ宮殿―――――バロック建築
●ビザンチン建築の特徴は、ペンデンティブドームです。
ハギア・ソフィア大聖堂、サン・マルコ大聖堂は、外観にペンデンティブドームが現れています。ネットで検索すれば写真がたくさん出てきますので確認してくださいね。
★語呂合わせ★
『サンマルコは、たくサンのマル(ペンデンティブドーム)が載っているビザンチン建築』
●ゴシック建築の特徴は、高さの強調です。
ミラノ大聖堂の林立する小尖塔は、高さの強調以外の何物でもありません。