TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

井澤ですいざわ

■問題1
ラドバーン方式は、住宅地計画における人と車を分離する設計手法である。
(一級計画:平成
24No.9)
■問題2
ボンエルフは、歩行者と自動車が共存できるように計画された街路空間である。
(一級計画:平成16No.24

―――――――――――ポイント―――――――――――
■ラドバーン
 「歩車分離
 歩車分離のために住宅地内の通過交通を排除する手法が
 クルドサック(袋小路)です。

■ボンエルフ
 「歩車共存
 歩車共存のために車の速度を低下させる手法が
 シケインハンプです。
――――――――――――――――――――――――――
radburn

woonerf
―――――――――――――――――――――――――
クルドサックは次の語呂で覚えましょう(笑)
「クルドサックはリュックサック(袋)」
「クルドサックでくるっと回転」
―――――――――――――――――――――――――

■解答
 問題1、2ともに正

井澤ですいざわ

■問題1
街区公園は、主として街区内の居住者が利用することを目的とした公園であり、誘致距離250m、面積0.25haを標準としている。
(一級計画:平成23No.9)
■問題2
近隣公園は、主として徒歩圏内の居住者が利用することを目的とした公園であり、誘致距離1km、面積4haを標準としている。
(一級計画:平成23No.9改)

―――――――――――ポイント―――――――――――
■街区公園
 主として街区内の居住者が利用することを目的とした公園。
 誘致距離250、面積0.25ha を標準とする。
■近隣公園
 主として近隣の居住者が利用することを目的とする公園。
 誘致距離500、面積ha を標準とする。
■地区公園
 主として徒歩圏内の居住者が利用することを目的とした公園。
 誘致距離km、面積ha を標準とする。
――――――――――――――――――――――――――
この3つの公園を総称して、住区基幹公園といいます。
なお、1ha(ヘクタール)は、100m×100mです。

このすべての数値を覚えるのは難しいでしょうから、近隣公園の数値だけしっかり覚えてください。
そのための語呂が
「近隣の  庭へ GO!」
 近隣公園 2ha 500

誘致距離、面積の大小関係が、「街区公園<近隣公園<地区公園」 であることは分かりますね?
問題1の正誤を考える際は、街区公園の誘致距離と面積が、近隣公園の「ha 500」より小さいと言っているので「正」、と判断すれば良いです。
―――――――――――――――――――――――――
■解答
 問題1 正
 問題2 誤。設問は地区公園についての記述です。近隣公園の誘致距離は500m、面積2haです。

井澤ですいざわ

今回からしばらく都市計画の問題を扱っていきます。
一級建築士「計画」では、平成21年に新試験制度が始まってから毎年ほぼ3問も(!!!)出題されています。
個人的にはやはり多すぎる気がします。
ネタ切れで過去問の繰り返し感も否めません。
(それでも平成26年の出題は3問とも得点しにくかったのですが。)
そのうち2問に減るのではないかと思っています。

■問題
市町村の都市公園の敷地面積の標準は、都市公園法施行令により、住民1人当たり10㎡以上と定められている。
(一級計画:平成9年No.24

―――――――――ポイント―――――――――
都市公園の住民一人当たりの敷地面積の標準
■1つの市町村全体で・・・10㎡以上
■市町村の市街地でも・・・5㎡以上
――――――――――――――――――――――
市街地ではどうしても公園の面積は小さくなりがちですが、それでも5㎡以上を標準として設けようという規定です。

参考までに、都市計画法施行令の条文をそのまま掲載します。

(住民一人当たりの都市公園の敷地面積の標準)
第1条の2 1の市町村(特別区を含む。以下同じ。)の区域内の都市公園の住民一人当たりの敷地面積の標準は、10㎡以上とし、当該市町村の市街地の都市公園の当該市街地の住民一人当たりの敷地面積の標準は、5㎡以上とする。

■解説
 正

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