井澤です
■問題
大規模な事務所ビルの計画において、片側採光の事務室の奥行寸法を最大で14mとした。
(一級計画:平成20年No.10)
――――――――ポイント――――――――
■片側採光の事務室の奥行
最大14m
■両側採光の事務室の奥行
最大28m
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片側採光の14mは、7mスパンで考えれば2スパン分です。
両側採光は、単純に倍。
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■解答
正
自然採光における均斉度を考えているわけですね。
さて、「環境・設備」で出題される片側採光の場合の均斉度の基準は?
―――――――ポイント―――――――――
・片側採光
・タスク・アンビエント照明
は、ともに均斉度を1/10以上とすることが望ましい。
――――――――――――――――――――
均斉度については、バックナンバーのNo.22でまとめていますので、参照してください。
→画面右下のアーカイブ(2014年03月10日)からどうぞ。
「2014年3月」をクリックすると、同じ場所にカレンダーが現れます。
ペアで覚える建築士 No.138(コアプラン)
■問題
基準階の床面積が500㎡の計画において、コアを1か所に集約し、四周を事務室が取り囲むセンターコアとした。
(一級計画:平成6年No.11)
コアとは、階段、エレベーター、便所等をひとまとめにした部分をいいます。
基準階の平面形式は、コアの配置によって、次のように分類されます。
また、基準階の面積によって、適したコアプランが変わってきます。
――――――――ポイント――――――――
■センターコア(中央コア)
→面積が大きい場合(1,000㎡以上)に適する
■片寄せコア(片コア、偏心コア)、分離コア(外コア)
→面積が小さい場合(500㎡程度)に適する
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なお、分散コアと分離コアは、文字は似ていますが、異なりますので注意してください。
■解答
誤
ペアで覚える建築士 No.137(レンタブル比)
井澤です
■問題
基準階の床面積が3,000m2の貸事務所ビルにおける基準階のレンタブル比を、75%とした。
(一級計画:平成18年No.11)
レンタブル比は、収益性に関する指標の一つであり、「全体の面積」に対する「収益部分の床面積の合計」の割合です。
「建築物全体のレンタブル比」であれば、分母は「延べ面積」、
「基準階のレンタブル比」であれば、分母は「基準階の面積」となります。
――――――――ポイント――――――――
■建築物全体のレンタブル比
・65~75%程度(約70%と覚えておきましょう)
■基準階のレンタブル比
・70~85%程度(約80%と覚えておきましょう)
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建築物全体の場合はエントランスホールや設備室などが含まれるため、基準階の場合に比べて小さくなります。
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■解答
正