TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

井澤ですいざわ

問題
接地型の住戸配置におけるコモンアクセス形式は、共用庭の利用を促し、近隣交流の機会を増大させる効果をもたらす。
(一級計画:平成12No.17

接地型集合住宅(各住戸が地面に接する集合住宅)において、
住戸へのアクセス方法には、コモンアクセスと路地アクセスとがあります。

―――――――ポイント――――――――
■コモンアクセス
 ・コモンスペース(共用の庭)から住戸にアクセスするタイプ。
 ・コミュニティの活性化、居住者どうしの交流の機会を増大させるのに有効。
■路地アクセス
 ・路地から住戸にアクセスするタイプ。
 ・共用庭は玄関の反対側に設けられ、
  住棟間のプライバシーを確保するための緩衝スペースとして有効。
access
―――――――――――――――――――
■解答
 正

井澤ですいざわ

問題1
コートハウスは、建築物や塀で囲まれた中庭をもつ住宅の形式であり、狭い敷地においてもプライバシーを確保しやすい。
(一級計画:平成26No.13

問題2
テラスハウスは、専用庭をもつ各住戸を、壁を介して連続させた低層の集合住宅である。
(一級計画:平成19No.9

問題3
郊外の住宅地におけるタウンハウスの計画において、居住者のコミュニティの形成を促すようにコモンスペースを配置した。
(一級計画:平成17No.9

―――――――ポイント――――――――
■コートハウス
 建築物や塀で囲まれた中庭をもつ専用住宅(コート=中庭)
■テラスハウス
 専用の庭をもつ低層集合住宅
■タウンハウス
 共用の庭(=コモンスペース)をもつ低層集合住宅
house
――――――――――――――――――――
■解答
 すべて正

井澤ですいざわ

問題
モビリティハウスとは、車いす使用者の個々の障がいの特性に対応するため、可変間仕切や上下可動の衛生設備等を備えた住宅である。
(一級計画:平成12No.9

モビリティハウスもアジャスタブルハウスも、車いす使用者等の身体障がい者に配慮した住宅です。

―――――――ポイント―――――――
■モビリティハウス
・車いすの移動に支障がない住宅。
 具体的には通路幅が確保され、段差のない住宅です。
■アジャスタブルハウス
・障がい者の特性に合わせて、可変間仕切りや上下可動の衛生設備などを備えた住宅。
 流し台の高さを調整できたりします。
―――――――――覚え方―――――――――
モビリティは「移動」の意味。ここでは車いすの移動を意味する。
 モバイル端末とは、移動体端末のことですね。
アジャスタブルは「調節可能」の意味。
 机やいすの高さ調整器具をアジャスターといいますね。
――――――――――――――――――――
■解答
 誤。 設問は「アジャスタブルハウス」に関する記述です。

↑このページのトップヘ