井澤です
■問題1
視覚障がい者誘導用ブロックには、歩行方向を案内することを目的とした「点状ブロック」と、前方の危険の可能性又は歩行方向の変更の必要性を予告することを目的とした「線状ブロック」とがある。
(オリジナル)
――――――――ポイント――――――――
■線状ブロック
歩行方向を案内
■点状ブロック
前方の危険の可能性若しくは歩行方向の変更の必要性を予告
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普段からよく目にするものですから、図示の必要はありませんね。
ただし、文章にされると正誤を間違えてしまいそうです。
過去に出題されたことはありませんが、そのうち狙われそうな予感がしています。
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■解答
問題1 誤
誘導用ブロックについては、次のような過去問もたびたび出題されています。
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■問題2
コミュニティ施設の階段において、視覚障がい者に配慮し、階段の手前30cm程度の床上に点状ブロックを敷設した。(一級計画:平成20年No.14)
■問題3
駅舎の通路において、視覚障がい者誘導用線状ブロックを、通路壁面から1m以上離して敷設した。(一級計画:平成22年No.08)
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■解答
問題2、3ともに正
ペアで覚える建築士 No.113(案内標示板の高さ)
井澤です
前回説明した、高さ寸法の「覚え方のツボ」がわかっていれば解ける問題です。
―――――――覚え方のツボ―――――――
●立位の人間の目線の高さは155cm程度
●椅子に座ると上半身は40cm程度下がる
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■問題
近くから視認する案内標示板については、立位の場合にも車いす使用者にも見やすいように、床面から案内標示板の中心までの高さを135cmとした。
(一級計画:平成16年No.16改)
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(解説)
立位の人間の目線の高さは155cm程度。
車いす使用者の人間の目線の高さは、40cm下がって、115cm程度。
ちょうど真ん中の高さに案内標示板があれば見やすいですね。
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■解答 正
ペアで覚える建築士 No.112(パーティションの高さ)
井澤です
寸法設計の頻出問題です。
■問題
事務所ビルにおいて、事務室に設置するパーティションの高さを、いすに座った状態における見通しを遮るために110cmとした。
(一級計画:平成18年No.15)
――――――――ポイント―――――――――
――――――覚え方のツボ――――――――
●立位の人間の目線の高さは155cm程度
●椅子に座ると上半身は40cm程度下がる
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したがって、座ったときの視線は115cmになります。
パーティションの高さが110cmであれば座ったままで見通しがきき、
パーティションの高さが120cmであれば座ったままでは見通しがききません。
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■解答 誤
次回もこの「覚え方のツボ」について、ペアで覚えるべき内容を扱います。