TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

井澤ですいざわ

■問題
一般的な事務所ビルにおいて、給水系統を飲料水と雑用水に分ける場合、飲料水6070%、雑用水3040%程度の使用水量の比率で計画する。(一級環境・設備:平成22No.14

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はじめに、みなさんご存知だと思いますが、雑用水と雑排水は違います。
雑用水…便器洗浄などの目的で供給される水。
雑排水…汚水以外の排水。台所、風呂等からの排水。

雑用水には、排水再利用や雨水利用などがあり、飲用水道とは別に雑用水道を設けている地区・地域もあります。雑用水を中水といいます。
上水…飲料水
中水…雑用水

下水…雑排水・汚水・雨水

―――飲料水・雑用水の使用比率のポイント―――
事務所ビル
  飲料水3040%、雑用水6070%程度
住宅
  飲料水6580%、雑用水3520%程度
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過去に出題されたのは事務所ビルだけですが、住宅については逆転していることを覚えておいてください。事務所は3:7、住宅は7:3と覚えておけば良いです。
だいたいのイメージはつくと思います。

■解答
誤。事務所ビルは、飲料水3040%、雑用水6070%程度で計画します。

講師の清田ですせいた

いよいよ、2014年の2級建築士学科本試験まで、残り2ヶ月を切りました

皆さん、勉強のほうは順調に進んでいますか?


この時期はマラソンで言うと「ラスト・スパートです。

残り2ヶ月弱の期間、どれだけ頑張れるか?によって、合否は大きく分かれてしまいます!

ということで、今回は逆転するための学習方法をお伝えします。

と言っても特別なことはありません

過去の問題を繰り返し解く!ということに尽きるのですが、そのポイントについてお話します。


1全ての問題を、満遍なく解く必要はない

→間違えた問題、分からなかった問題、そして苦手な分野は、皆さん自身が一番よく分かっていると思います。そこを中心に問題を解き、理解するまで解説・テキストを読む!そして間違える問題をどんどん少なくしていくことが大事です
明らかに分かる問題、解ける問題を繰り返し解いても意味はありません


2ある程度、割り切りは必要

 →あまり細かいことは気にせず、割り切って理解する、覚えてしまうということも、この時期からはアリでしょう。さらに、過去の出題頻度をよく見据えて優先順位を付けることも大切です。出題頻度の高い問題の取りこぼしのないように過去10年内に1回しか出題されていない問題より、毎年のようによく出る問題を優先して解けるようにすべきなのは当然のことです。


3問題集の実施に工夫を

 →問題集を読み物(本)にしてしまう、というのは私が受験時代に実施した方法の1つです。具体的には、解答枝に○を付けてしまい、さらに誤りの箇所の下に、正しい記述を記入してしまいます。そうすることで、問題集が読み物(本)に変わります。
これからの時期の通勤時間など、スキマ時間はとても貴重です
この方法により、問題を解くというより、読む、そして正しい内容を頭に叩き込むということもできます。ただし、解説も合せて読んで字面を丸暗記しないことが大事ですよ


ということで、今から本気になれば十分、合格は可能です
今ならまだ間に合います

あの時、頑張っておけば良かった…という後悔だけはしないように、自分なりに工夫して本試験までに「過去問を最低3回は解く」ように頑張って下さい

 

 

 

 

 

井澤ですいざわ

■問題
半密閉型の暖房機器は、室内の空気を燃焼用として用いない。(一級環境・設備:平成16年No.2改)

――――ポイント:燃焼器具の種類――――

開放型 … 室内空気を燃焼に用い、燃焼ガスを室内に排気
半密閉型 … 室内空気を燃焼に用い、燃焼ガスを屋外に排気
密閉型 … 屋外空気を燃焼に用い、燃焼ガスを屋外に排気
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開放型、半密閉型、密閉型の順に、燃焼による室内の空気汚染のおそれが少なくなります。
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■解答

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