井澤です![]()
■問題
パッシブソーラーシステムは、集排熱、蓄熱、熱の移動などに専用の装置や動力をできるだけ使用しない太陽熱利用の方式である。
(一級環境・設備:平成10年No.8)
アクティブシステムとパッシブシステムです。受験の基本ですね。
――――――――――ポイント――――――――――――
■アクティブシステム
熱の移動にポンプやファンなどの機械力を使用し、
作動にエネルギーを必要とするシステム
■パッシブシステム
機械力を使わずに、建築物自体の工夫によって熱の移動を自然に制御し、
暖かさ、涼しさの効果を得るシステム。
――――――――――――――――――――――――――
トロンブウォールとは、南面するガラス窓の室内側に設置した日射熱調整用の蓄熱壁のことをいいます。トロンブとは、考案者の名前です。
――――――――――――――――――――――――――
■解答
正
ペアで覚える建築士 No.77(コージェネレーションシステムの熱電比)
井澤です![]()
■問題
コージェネレーションシステムの原動機にガスエンジンを使用した場合、一般に、ガスタービンを使用した場合に比べて、熱電比が大きい。
(一級環境・設備:平成22年No.20改)
コージェネレーションシステムとは、自家発電とともにその排熱を利用する省エネシステムです。発電を行うのが原動機です。
はじめに熱電比とは何かというと、「熱と電力の比(熱/電力)」です。
熱と電力のどっちが分子かが重要なわけですが、
一般論として、「AB比」とは「A/B」をいいます。
たとえば「施工」でよく出題される水セメント比は「水/セメント」の質量比ですし、逆に、セメント水比は「セメント/水」の質量比です。
「構造」でよく出題される「幅厚比」も「幅/厚」です。
さて、熱電比についてのポイントです。
熱電比には、原動機の熱電比と、建築物の熱電比とがあります。
―――――――ポイント―――――――――
■原動機の熱電比
→供給可能な排熱出力/発電出力
ガスタービン > ディーゼルエンジン・ガスエンジン
■建築物の熱電比
→熱需要量/電力需要量
ホテル・病院 > 事務所ビル
――――――――――――――――――――
(原動機の熱電比について)
ガスタービンは、飛行機のジェットエンジンのような構造です。排気量が大きく、排気温度も高いことから、供給可能な排熱出力が大きく、熱電比が大きくなります。
(建築物の熱電比について)
ホテル・病院は、給湯需要が大きいですから熱電比が大きいことは分かりますね。
この原動機と建築物の熱電比をマッチングさせることにより熱と電力をムダなく使用できるようになります。
つまり、ホテル・病院の原動機としてはガスタービンが適しているし、事務所ビルではディーゼルエンジン・ガスエンジンが適しています。
かなり発展的な内容についても触れましたが、ぜひ覚えておいてください。
――――――――――――――――――――
■解答
誤。ガスタービンのほうが熱電比が大きい。
