TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。


井澤ですいざわ

■問題
需要率は、「最大需要電力」を「負荷設備容量」で除した値である。
(一級環境・設備:平成22No.16

―――――――ポイント―――――――――
demand factor
――――――――――――――――――――
需要率と負荷率の定義はペアで覚えておいてください。
両者を混同させた誤りの枝も十分に考えられます。

初めに、電気設備における負荷設備とは、電気を消費する設備のことであり、具体的には、照明、コンセント、電動機(モーター)などです。

■需要率
例えば照明だけを考えた場合、建築物内のすべての照明が同時に点灯しているということは考えられません。同時に点灯しているのが60%であれば、それを需要率といいます。

■負荷率
例えば最大需要電力が10のときに、平均需要電力が1(負荷率10%)であれば、普段はほとんど電力を使っていないのに、たまに最大10の電力を使うという、ムラのある状況です。
一方、最大需要電力が10のときに、平均需要電力が9(負荷率90%)であれば、ほぼフル稼働という状況です。
したがって、負荷率が高いということは、設備をムダ無く、効率的に運用していることを示します。

――――――――――――――――――――

■解答

 正

井澤ですいざわ

■問題
電圧の種別において、交流の750V以下のものは、低圧に区分される。
(一級環境・設備:平成24No.16


――
――――ポイント―――――
■低圧とは
直流・・・750V以下
交流・・・600V以下
――――――――――――――――

受験の基本ですね!
直流の代表として乾電池、交流の代表としてコンセントをイメージしてください。
直流(乾電池)は、交流(コンセント)に比べて人体への危険度が低いため、上限値が高くなっています。
なお、直流、交流を問わず、高圧と特別高圧の境界は7,000Vです。すなわち、7,000超が特別高圧になります。
――――――――――――――――
■解答
 誤

 

井澤ですいざわ

■問題
力率は、交流回路に電力を供給する際の有効電力と皮相電力との比であり、白熱電球や電熱器の力率は、一般に、0.60.8である。(一級環境・設備:平成19No.21改)


交流は、電流と電圧の大きさ・流れる方向が時刻とともに変化し、回路の状態によっては電流と電圧の位相(ある時刻に波のどの部分が現れるか)がずれることから、電力は電流×電圧で単純に求めることはできません。
交流において、電流×電圧の値(これを皮相電力といいます。皮相は「ひそう」と読み、「うわべ」と言う意味です。)に対して、実際に使うことのできる電力(これを有効電力といいます。)の割合を力率といいます。

電動機(モーター)や放電灯(蛍光ランプ等)は、電流と電圧の位相がずれることから力率は1よりも小さくなりますが、白熱電球や電熱器のように電気抵抗だけのものは、電力のすべてが光や熱に変換されるため力率はほぼ1.0となります。

――――――――ポイント――――――――
力率
電動機(モーター)や放電灯(蛍光ランプ等)
 →0.60.8程度
白熱電球や電熱器
 →ほぼ1.0
――――――――――――――――――――
■解答
 誤

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