TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

TACでは昨日公表しましたように合格推定点については以下になります。
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令和元年は全体の難易度が低く、総得点が大幅に繰り上げられる可能性が高いと考えます。
■科目基準点
計画11点、環境・設備11点、法規16点、構造16点、施工13点
■総得点
96点
・自己採点等による誤差を考慮し、95点以上の方は速やかに設計製図の受験対策を進めるべきと考えます。
・TAC設計製図本科生における学科合格発表後の特別返金制度については、こちらをご覧ください。
※なお、この推定点はTACが独自に算出したものです。実際の合格点と異なる場合がありますことをあらかじめご了承ください。試験実施機関による正式な合格発表は9月10日(火曜)が予定されています。
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合格推定点付近の方はお迷いのことと思います。最終的な判定は9月10日(火曜)までできないので、合否予想については現段階でご自身でご判断いただく必要があります。
TACの場合、合格推定点から-3点以内の方は、合否発表から3日以内にお申し出いただければお支払いの設計製図本科生受講料から30,000円を除いた金額を返金することができます。
ただ初回のオリエンテーションを除く講義は週1回7.5時間です。はじめの頃は大抵の方が復習や宿題に1日は費やしますので、週2日は設計製図の勉強をする必要があります。そのため、強い気持ちで勉強をしていただく必要があります。
合格発表までそれを継続できるかどうかと30,000円という金額についてどう考えるかが、現段階では判断材料となるかと思います。


★2019年一級設計製図本科生についてはこちら→(定員情報も掲載しています)
★次年度の学科対策「奨学生選抜試験」の実施についてはこちら→

各校舎での説明会に多数のご参加ありがとうございました。

以下クラスは締切間近のため、各校にてお申し込みください。
急遽申込みを締め切る場合があります。ご了承ください。

【一級 設計製図本科生】

渋谷校水曜クラス・池袋校日曜クラス・町田校・大宮校・立川校・津田沼校
横浜校土曜クラス・名古屋校日曜クラス

以下のクラスは定員となりました。

【一級 設計製図本科生】
渋谷校土曜クラス・渋谷校土曜同時放映クラス・新宿校土曜クラス・新宿校日曜クラス
八重洲校・水道橋校・横浜校日曜クラス・名古屋校土曜クラス・なんば校・梅田校

渋谷校 水曜クラスや他校舎をご検討ください。
(水曜クラス講義も井澤講師が担当します)
一級設計製図本科生の詳細はこちら→

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<お知らせ>
大人気の渋谷校 土曜クラスに同時放映クラス
増設が決定しました。
講義は井澤講師の講義を同時放映します。
同時放映クラスの教室にも担当の先生が在中して
います。
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2019年8月6日16時現在

井澤ですいざわ

昨日一級建築士学科試験を受験された皆様、合計6時間30分という非常に長時間の試験、本当にお疲れ様でした。

(1)TAC合格推定点
さっそくですが、TACの合格推定点は、次のとおりです。
後述の講評のように全体の難易度が低く、総得点が大幅に繰り上げられる可能性が高いと考えます。
――――――――――――――――――――
■科目基準点
 計画11点、環境・設備11点、法規16点、構造16点、施工13点
■総得点
 96点
――――――――――――――――――――
・自己採点等による誤差を考慮し、95点以上の方は速やかに設計製図の受験対策を進めるべきと考えます。
・TAC設計製図本科生における学科合格発表後の特別返金制度については、こちらをご覧ください。

(2)総評
続いて、総評です。

難易度は、次のとおりです。
・計画    → 易しい
・環境・設備 → 易しい
・法規    → 易しい
・構造    → 例年並み
・施工    → 難しい
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・全体    → 易しい

過去問を正確に理解していれば高得点が取れる出題でした。
しかし、特に構造、施工では、あいまいな理解だと新規問題に惑わされて間違えてしまうという問題が数多く見受けられました。

(1)計画
・実例・建築史が6問出題されましたが、過去問で5問は得点できる内容でした。それが今年の易しさの最大の原因であったと言えます。
・No.17(美術館の実例)は、発表されたばかりの設計製図課題「美術館の分館」に関連する出題でした。肢4はアスペン美術館ではなく、フランク・ロイド・ライトのグッゲンハイム美術館の特徴です。実例の解答肢(誤り)のパターンの一つである「他の建築物の説明」になっているのではないか、という「カン」が働くと気付けたかもしれません。
・TAC生は「階段室内の一時待避スペース(No.9)」、「ECI方式(No.20)」、「コミッショニング(No.20)」などの新規問題を見て「出た!」と思えたのではないでしょうか。

(2)環境
・計算問題が3問出題されたことがまず一つ目の特徴です。内容的には過去問で十分に解答できるものです。
・カラレーション(No.9)、ウォーミングアップ制御(No.12)、微気候(No.20)、バスタブ曲線(No.20)など新規問題も散見されましたが、いずれも過去問で解答肢が見つけられる問題でした。

(3)法規
・暗記している内容で「誤り」を確信できるような問題が多く、多くの方が制限時間内に解答でき、易しく感じたのではないかと思います。
・設問の文字数も少なく、5行に渡るものが1肢だけ、というのは近年では珍しいことです。
・例年だと防火避難規定の問題の前文に付いていた「耐火性能検証法、防火区画検証法・・・は考慮しないものとする。」という一文が問題集の表紙に移っていたことには気付いたでしょうか? これも設問の文字数が少なく感じた理由の一つだと思います。
法改正内容では、№14肢1の立体道路制度、№14肢2の接道義務の緩和、№15肢2の田園住居地域、№19肢2の老人ホーム等の共用廊下・階段の容積率緩和をはじめ、前年、前々年の法改正内容からの出題も多く、法改正内容がすぐに出題されるという建築士試験の特徴が顕著に見られます。
・No.13の木造の軸組の最小限の長さの計算問題では、「地盤が著しく軟弱な区域として特定行政庁が指定する区域内」では、地震力による必要壁量が1.5倍になるという論点がはじめて出題されました。なお、壁倍率は不明ですが、「軸組の最小限の長さ」ということは、壁倍率を1とした場合の軸組長さを求めることになります。

(4)構造
・力学の計算問題は5問で、過去問中心の標準的な問題でした。
・文章問題では、新規問題も散見されるものの、解答肢は過去問で見つけられるという問題が多いと言えます。とは言っても、それは易しい過去問ではなく、過去問の中でも「正確に覚えるのが難しい過去問」、「合格者と不合格者の差が付く問題」が狙われています。横補剛の数(№15)、限界細長比(№16)、内部摩擦角(№19)、水平地盤反力係数(№21)、鋼材の板厚と基準強度(№29)など枚挙にいとまがありません。それを正確に覚えた人が得点を重ねています。
・免震構造から1問、制振構造から1問、難しい問題が出題されました。

(5)施工
・施工は近年得点しにくい科目の筆頭になっています。
・新規問題や、過去問の内容であっても表現を変えた出題が増えています。暗記系科目は、過去問をそのまま出題すると実力の差が出ないためと考えられます。
・№11(フレッシュコンクリートの受入れ検査)では、写真を使った問題が出題されました。出題の内容は過去問そのものです。ここに、過去問を少しでも変えて出題しようという近年の傾向が顕著に見られます。空気量の数値などは許容差も含めて「空気読めずに仕事(4.5%)もいっこう(±1.5%)はかどらず」などの語呂合わせを駆使して覚えて欲しいところです。
・難易度が高くなった最も大きな理由は、ほとんどの問題に新規問題が1つは入っているという点です。例えば№14(鉄骨工事)は、肢2の組立溶接の長さが40㎜以上であること、また、№15(木工事)は、肢3の壁倍率2.0は2つ割材(2・2つながり)であることを過去問で正確に覚えていないと、残りの選択肢に新規問題が2問も入っていますので手も足も出ないという具合です。
・「正確に覚えるのが難しい過去問」を徹底理解することの重要性がよく分かる出題でした。

一級建築士学科試験の総評は以上です。

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合格見込みの方、次は設計製図試験です!

TACでは週末からオリエンテーションが始まります!

一級製図の「設計製図本科生 説明会」と「オリエンテーション」については、
こちらをご確認ください。

つかの間の休息をとった後、いよいよ設計製図試験に向けて頑張りましょう!





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