
ホームページとこちらのブログで総評などを掲載しましたが、実際にTAC設計製図コースが、今年度の課題にどのように対応していたかをお伝えしたいと思います。
今年度の課題は、景勝地に建つ地域に開かれた美術系“大学のセミナーハウス”でしたね。
①学生と教員が利用する、特定の人だけが利用する施設を地域住民にも開放するという課題でした。
試験においては“開かれた施設”や“交流”というテーマがつきものですから、TACでは、地域住民との交流を課題に取り入れていました。
②南道路、南側景観の条件にも、TACはしっかり対応していました。
南側のアプローチ計画と景観配置が求められた今年の課題として、非常に重要なことです。
③要求室の床面積が“適宜”指定されたものが多く、受験者が収容人数から床面積を算定する課題でしたが、TACでは、2課題に1課題の割合で、適宜指定及び算定法の訓練を行ってきました。
自由度が高まった近年の試験を想定して、当然の対策だったわけです。
④TACでは、景勝地における景観を取り入れる練習をしてきました。
なぜなら、建ぺい率の制限や勾配屋根などの景観保全の対策練習ができますし、この練習が、都市型の出題にもそのまま応用できるからです。
実例は、ほとんど景勝地ですからね。
⑤音楽大や美術系大学について、対応練習をしていましたので、アトリエなども出題していました。
このような大学の専門性を考慮した出題も、やはり想定しておくべきでしょうね。
⑥TACでは、敷地が平坦でない、又は地階が要求される、既存建築物があるなどのトリッキーな出題は応用練習で行い、基本的なゾーニング、動線計画を重視した課題を優先してきました。
バリアフリーとは、段差を設けないことが原則で、屋内にスロープを設けるような問題づくりのための条件は考えづらいですよね。
TACの設計製図コースの課題数は8課題です。
課題数が少ないと思われる方も多いのではないでしょうか。
実際に、受講前に課題数のことを不安に思われる方もいらっしゃいました。
ですが、我々TAC講師は、多すぎる教材・課題は、消化不良を起こし、かえって学習の負担が増すだけだと考えています。独自性や意外性をアピールすることなく、受講者の目線で考えた結果だと思ってください。
昨年、他講習で不合格になってしまった、今年のTAC受講生は、
「今年は、適切な課題数で、より良いプランニングを目指し、作図練習を徹底することで、昨年身につかなかったものが、TACでは数段上達できた。」
とのことでした。
まさに、TAC講習が目指した、
適切な課題を確実に消化させることにより、プランの完成度、作図の精度を高め、着実に達成度を高める。
量より質の学習を目標とする。
その指導方針が間違っていなかったということだと思っています。
以上、TAC課題の対応についてでした。
近日中に「一級設計製図本試験採点のポイント」動画もアップします。
ぜひ覧ください!
――――――――――――――――――――
TAC建築士講座ホームページはこちら
http://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku/
――――――――――――――――――――
■早期申込で受講料が大幅割引!
早割キャンペーンはこちら
http://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku/kenchiku_hayawari.html
■10月1日から10月31日まで毎日無料個別相談会を開催しています!(八重洲校)(土・日・祝日を除く)
無料個別相談会はこちら
http://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku/kenchiku_kobetusoudan.html
■10月27日(日)に無料講座説明会「一級建築士に一発合格する戦略的学習法」を開催します!
無料講座説明会はこちら
http://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku/kenchiku_gd_gd.html
■お申込み前に講義を無料で体験受講することができます!(随時)
無料体験入学はこちら
http://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku/kenchiku_gd_taiken.html
■安藤忠雄氏特別講演会<参加無料・要予約>を開催します!
安藤忠雄氏特別講演会はこちら
http://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku/kenchiku_kouenkai.html
――――――――――――――――――――
コメント