ほんだこんにちは、ホンダです。

法令集の線引きをする場合、どのような方法で行うにしても、必ずやっておくべきポイントがあります。
それは次の2点です。

① 主要な条文について、かっこ書の部分を明確にしておくこと。
② 主要な用語とその定義の関係を明確にしておくこと。

たとえば、次の例をご覧ください。

建築基準法施行令第82条の2(層間変形角)  
建築物の地上部分については、第88条第1項に規定する地震力以下この款において「地震力」という。によって各階に生ずる水平方向の層間変位を国土交通大臣が定める方法により計算し、当該層間変位の当該各階の高さに対する割合第82条の6第二号イ及び第109条の2の2において「層間変形角」という。1/200地震力による構造耐力上主要な部分の変形によって建築物の部分に著しい損傷が生ずるおそれのない場合にあっては、1/120以内であることを確かめなければならない。

このように、かっこ書の入口と出口を明確にしておくと共に、用語とその定義を明確にしておくことは、是非やっておきましょう。これだけでかっこ書をすんなり飛ばして読めるようになりますし、条文中の用語についても意識をもてるようになります。

そのうえで、重要な部分又は過去問に出題されたキーセンテンスに線を引きます。こんな感じになりますね。

建築基準法施行令第82条の2(層間変形角)  
建築物の地上部分については、第88条第1項に規定する地震力以下この款において「地震力」という。によって各階に生ずる水平方向の層間変位を国土交通大臣が定める方法により計算し、当該層間変位の当該各階の高さに対する割合第82条の6第二号イ及び第109条の2の2において「層間変形角」という。1/200地震力による構造耐力上主要な部分の変形によって建築物の部分に著しい損傷が生ずるおそれのない場合にあっては、1/120以内であることを確かめなければならない。

いかがでしょうか。

さて、TACではこうした点を踏まえた線引き集を、フリーでダウンロードできるように準備しています。
用意できましたらこのブログでいち早くお知らせいたします。