■問題1
音圧レベルが等しい純音を聴くと、一般に、1,000Hzの音より100Hzの音のほうが小さく感じられる。(一級環境・設備:平成20年No.6改)
■問題2
騒音レベルは、A特性で感覚補正された量であり、低音域が優勢な騒音に対して、その値は、音圧レベルの値よりも低い値を示す。(一級環境・設備:平成24年No.1)
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ペアで覚えるべき問題です。
ポイントは、ズバリ「人の耳は低音には鈍感」ということです。
身近な例としては、女性の高い声が大きく聞こえるのに対して、男性の低い音は小さく聞こえることが挙げられます。
ですから、問題1のように、音圧レベルが等しくても、人の耳には1,000Hzの高音よりも100Hzの低音のほうが小さく感じられます。
問題2の「騒音レベル」は、この「人の耳は低音には鈍感」という特性を考慮して、純粋な物理量である音圧レベルの値を、低音の場合は小さく、高音の場合は大きくなるように補正した音圧レベルです。
したがって、低音の騒音レベルは、音圧レベルの値よりも低い値を示します。
なお、騒音レベルは、「A特性音圧レベル」ともいいます。A特性=聴覚の周波数特性ということです。
■解答
問題1、2ともに正。
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