井澤ですいざわ

我ながらすごいタイトルだと思います。
今後のポイントを指摘するとは。

今年の二級建築士設計製図の本試験を分析していて、一級、二級を問わず、今後の出題ポイントでほぼ間違いなく言えるだろうという、とても大事なことに気が付きました。

今年の二級建築士設計製図の本試験を一言で総括すると、
「オーソドックスだけど100点のプランは難しい」です。

100
点のプランが難しい具体的な理由は、狭い敷地条件、狭い延べ面積の中で、祖母室と夫婦寝室を小さく計画するか、又は、夫婦寝室を北側に計画するか、どちらかを選択しなければプランがまとまらなかったという点です。

「オーソドックス」
100点のプランは難しい」
この2つは、実は一級で平成21年、二級で平成24年から始まった新試験制度の試験内容の見直しの方針である「シンプルな建築物とする」「設計の自由度を高める」をそのまま反映していることに、いまさらながら気が付きました。
「シンプルな建築物とする」=「サプライズはない」はよいとして、よく考えていただきたいのは「設計の自由度が増える」のほうです。

「設計の自由度が増える」
というのは、
「こうやっても100点、ああやっても100点」ということではなく、むしろ逆で、100点のプランはそもそも無理な条件設定で、「こうやってもここがダメ」「ああやってもあそこがダメ」という、一長一短のプランがいくつか出てくるという意味での「設計の自由度」なんだと。

したがって、試験対策として重要なのは、
サプライズ対策でいろんな条件の課題を数多くやることではなく、
1つの課題で複数のプランを作り、一長一短を分析し、判断できる力を養うことです。
そう、TACの設計製図コースの方針そのものです!(笑)

ある有名な建築家はスタッフに20の案を持ってこさせたそうです。
その建築家のもとからは日本を代表する優れた建築家が何人も生まれています。
それが建築家としての血となり肉となるのですね。