井澤です
皆さんが苦手な実例の問題です。
■問題1
菊竹清訓邸のスカイハウス(1958年)は、4枚の壁柱によって正方形の主室を空中に持ち上げ、HPシェルの屋根を設けた構成で、住宅生産の工業化の利点を生かし、設備等の更新を可能とする「ムーブネット」を取り付けた住宅である。
(一級計画:平成24年No.12)
■問題2
から傘の家(篠原一男)は、方形屋根で覆った正方形の単一空間を用途によって分割した、造形性の高い全体構成をもつ。
(一級計画:平成11年No.10)
■解答
問題1、2ともに正
共通点は何でしょう?
「ワンルーム」です。ペアで覚えておきましょう。
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ワンルーム
① スカイハウス (設計:菊竹清訓)
② から傘の家 (設計:篠原一男)
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から傘の家も、ふすまを開けばワンルームになります。
どちらも正方形平面ですね。
私見ですが、もしかしたらこれは偶然ではないのかもしれません。
すなわち、正方形平面は、ワンルームの魅力的な空間を実現しやすいのかもしれません。
スカイハウスは1958年、から傘の家は1961年です。
ワンルームの可能性に魅せられた時代だったわけですね。
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