井澤です
■問題1
ベルコリーヌ南大沢(東京都八王子市)は、マスター・アーキテクト方式による一体感のある景観をもつ集合住宅地である。
(一級計画:平成7年No.9)
■問題2
幕張ベイタウン(千葉市)は、壁面線の位置・高さ、壁面率、三層構成(基壇部、中間部、頂部)等についての「都市デザインガイドライン」に沿って設計された集合住宅団地であり、街区型の形式に特徴がある。
(一級計画:平成24年No.11)
大規模な集合住宅地の計画において、複数の建築家が関わる際、円滑に計画を進め、かつ、調和の取れたデザインを行うための手法として、マスターアーキテクトが中心となって全体のコンセプトとマスタープランを作成する「マスターアーキテクト方式」や、建築物のボリューム、仕上、色彩等のデザインのルールを決める「デザインガイドライン」の導入が有効です。
――――――――ポイント――――――――
■マスターアーキテクト方式の例
・ベルコリーヌ南大沢(東京都八王子市)
■都市デザインガイドラインの導入例
・幕張ベイタウン(千葉市)
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■解答
問題1、2ともに正。
なお、ベルコリーヌ南大沢のマスターアーキテクトは、一級建築士で出題されている「桜台コートビレッジ」(昨年出題)や「世田谷美術館」の設計で知られる内井昭蔵先生です。
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