井澤ですいざわ

■問題1
中学校の計画において、各教科で専用の教室をもち、生徒が時間割に従って教室を移動して授業を受ける総合教室型とし、ロッカー等の生徒の生活諸施設を充実させた。
(一級計画:平成26No.15
■問題2
教科教室型の運営方式においては、室の利用率が上がり教室数が少なくてすむので、共通学習スペースや生活スペースの充実も可能となる。
(一級計画:平成9年No.12

――――――――――ポイント1――――――――――
■総合教室型
 ・クラスルームで大部分の学習・生活を行う方式
 ・小学校低学年向き
■特別教室型
 ・普通教科はクラスルームで行い、理科・図工等は特別教室で行う方式
 ・小学校高学年向き
■教科教室型
 ・各教科が専用の教室を持ち、生徒が時間割に従って教室を移動する方式
 ・一般にクラスルームを持たないため、代わりにホームベース(ロッカー、
  掲示板等を置き、生徒の学校生活の拠点となるスペース)の確保が必要。
 ・中・高等学校向き
――――――――――ポイント2――――――――――
■教室の利用率
 特別教室型<教科教室型
 ※特別教室型は、例えば2年1組が音楽室に行っている時間は
  クラスルームを利用していないので、教室の利用率が下がります。
―――――――――――――――――――――――――
■解答
問題1 誤。設問中の「総合教室型」は「教科教室型」の誤り。
問題2 正
 ※問題1の「ロッカー等の生徒の生活諸施設」や、問題2の「共通学習スペースや生活スペース」は、ホームベースのことを指しています。教科教室型の出題ポイントの一つであることがよくわかりますね。