井澤です
■問題1
鉄骨の建方を建逃げ方式により行う場合、建方用機械は、移動式クレーンとした。
(一級施工:平成16年No.13)
■問題2
高さ80mの建築物の鉄骨工事の建方を積上げ方式により行うので、建方用機械は、クライミング式大型タワークレーンを使用する計画とした。
(一級施工:平成14年No.1)
突然、工法のディテールの話になったような気がするかもしれませんが、これは施工計画の基本に関わる問題です。
すなわち、鉄骨の建方を建逃げ方式、積上げ方式のどっちにするかによって、クレーンの種類、設置場所、経済性などに大きく影響します。
―――――鉄骨の建方工法とクレーン―――――
■建逃げ方式
移動式クレーン(クローラークレーン、トラッククレーン)
■積上げ方式
定置式クレーン(タワークレーン)
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図を見れば一目瞭然ですね。
建逃げ方式は、スパンごとに最上階まで建て、順次横に逃げていく方式。
積上げ方式は、1層ごとに建て、順次上に積み上げていく方式。
なお、クローラーとは、キャタピラのことです。キャタピラは登録商標ですので。
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■解答
問題1、2ともに正
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