井澤ですいざわ

皆様ご存知のとおり、建築基準法と建築士法が平成27年6月に大改正されています。

受験経験者の方の中には「法規が苦手なので、平成28年版問題集を手にするまでの間、平成27年版問題集の中で法改正に関係しない部分だけでも今から過去問を解いておきたい」と思っている方も多いと思います。


そこで、今回はTACの1級建築士の問題集の項目を基に、法改正に関係しない部分(影響が小さい部分)をお伝えしたいと思います。
それは次の赤字(下線)の部分になります。

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第1編 建築士法・建設業法(士法改正の影響大)
第2編 建築基準法
 第1章 用語の定義等(防火関係用語等、影響大)
 第2章 建築手続き(構造計算適合性判定の手続き等、影響大)
 第3章 防火・避難関係(法27条、法別表1等、影響大)
 第4章 一般構造規定
 第5章 建築設備
 第6章 構造強度
 第7章 集団規定1(道路・用途制限・容積率・建ぺい率)
 第7章 集団規定2(斜線制限・日影規制)
 第8章 雑則・罰則(構造耐力の既存不適格建築物等、影響大)
     建築基準法の融合問題等(影響大)
第3編 関係法令(ただし、消防法は屋内消火栓設備の設置基準等が改正)
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上記の赤字部分は平成27年版問題集で学習をしても無駄になりません
ので、法規が苦手な方は勉強を進めておくと良いでしょう。

なお、TACの平成28年版法令集はすでに出版されています。
さらに、一級建築士については近々に下記URLにてTAC法令集の「線引き集」を大公開しますので、時間のある年内に線引きをしておくことが最も重要です。

http://bookstore.tac-school.co.jp/kenchiku2016/

TAC建築士講座に申し込まれた方は、教材の中に法令集が含まれていますので、受付で受け取って、「線引き集」が公開されしだい、線引きを開始してください。

二級建築士の線引きについてはもうしばらくお待ちください。