井澤ですいざわ

今回は比較暗記法とはちょっとズレますが、平成
27年一級建築士学科本試験で初めて出題され、注目された「特定天井」について、TACテキストの「ズバリ的中!」をアピールさせていただこうと思いましたので、ぜひ見てみてください。

まずは、平成
27年一級建築士学科本試験から。

■問題1
宴会場に新設する天井について、床からの高さが10mでその天井水平投影面積が600㎡であったが、天井(天井面構成部材等)を単位面積質量が1.5kg/㎡の膜天井とし、特定天井としなかった。(一級施工:平成27No.19枝2)
■問題2
仕様ルートの適用による検証を行った特定天井においては、天井面構成部材と壁及び柱との隙間を6㎝以上とした。(一級施工:平成27No.19枝3)

――――――――――――――――――――――
■解答
 問題1 正。
特定天井の要件の一つである「天井面構成部材等の単位面積質量が2kgを超える」に該当しないため、特定天井に該当しない。詳しくは下記添付のテキストp305を確認してください。
 問題2 正。

特定天井に関する法改正は、東日本大震災の被害を教訓として平成
26年4月1日に施行されたものです。
本試験はその年の1月1日の法律に基づいて出題されますから、特定天井が本試験で出題されるのは平成27年からという状況でした。

TACのテキストは、適所に「
Check Point」という理解度チェック問題を入れていることが特徴の一つですが、平成27年合格目標のTACテキストの「Check Point」がまさに特定天井の新規問題の「ズバリ的中!」でした。その部分をまるまる添付しましたので、ご覧ください。

text p305.jpg
text p306.jpg

どうですか?
上記テキストp306の「Check Point」は本試験とまったく一緒でしょう?

Check Point」①のポイントは「特定天井の要件は、テキストp305の一番下にある()から()のすべての条件に該当することで、1つでも欠けていたら特定天井には該当しない」ということです。それはまさに上記問題1の本試験のポイントと一緒です。
Check Point」②は、そのまんまですね。

試験勉強の鉄則は過去問の理解ですので、TACでは新規問題は過度に取り上げないようにしていますが、ご覧のとおり、
ズバリ的中で中てるべきときには中てます