井澤ですいざわ

■問題1
コンクリートの乾燥収縮ひび割れの補修は、型枠取外し後、仕上材の施工前までにできる限り長期間経過した後に行う計画とする。(一級施工:平成24No.1)
■問題2
コンクリートの打込み後において、プラスチック収縮ひび割れが発生したので、コンクリートの凝結終了前に、速やかにタンピングにより処置した。(一級施工:平成24No.11
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■解答
問題1、2ともに正

――――ポイント:ひび割れの補修―――――
■乾燥収縮ひび割れ
コンクリートが固まった後の乾燥収縮ひび割れです。
エポキシ樹脂注入工法などによりひび割れを埋めて補修しますが、仕上材の施工後にひび割れが進行しないように、仕上材の施工前までにできる限り長期間経過し、ひび割れができる限り終了した後に補修行う計画とします。

■プラスチック収縮ひび割れ
コンクリートが固まる前収縮ひび割れです。
プラスチックとは可塑性すなわち変形しやすい性質、という意味。
固まる前ですから、速やかにタンピングにより処置します。
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プラスチック収縮ひび割れについては、ぜひ2016/2/10No.278も参考にしてください。