井澤ですいざわ

■問題1
スタッド溶接において、施工に先立ち、適切に溶接条件を設定するため、スタッドの径の異なるごと、午前と午後それぞれ作業開始前に2本の試験スタッド溶接を行い、曲げ角度15度の打撃曲げ試験を行った。(一級施工:平成25No.13
■問題2
スタッド溶接の打撃曲げ試験により15度まで曲げたスタッドであっても、欠陥のないものについては、曲がったまま使用した。(一級施工:平成20No.12

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■解答
問題1 誤。施工前は30度の打撃曲げ試験を行う。
問題2 正。「曲がったまま使用した」とあることから、実物で行う施工後の15度の打撃曲げ試験であることが分かります。
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ポイント:スタッド溶接の打撃曲げ試験

検査
時期

折曲げ
角度

検査目的

備考

施工前

30

適切な溶接条件の確認(電流値をどれぐらいにするか等)

試験片(サンプル)で行う試験。

施工後

15

施工後の製品検査

実物で行う試験。
欠陥のないものは曲がったまま使用するので15度までしか曲げない。

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