井澤ですいざわ

■問題1
高力ボルトM22を使用する場合、孔径は24㎜以下とした。(一級構造:平成23No.17
■問題2
高力ボルトの径が27㎜以上で、かつ、構造耐力上支障がない場合において、高力ボルト孔の径は、高力ボルトの径より3㎜まで大きくすることができる。(一級構造:平成19No.25
■問題3
ボルト孔の径は、ボルトの径より1㎜を超えて大きくしてはならないが、ボルトの径が20㎜以上であり、かつ、構造耐力上支障がない場合においては、ボルトの径より1.5㎜まで大きくすることができる。(一級構造:平成23年No.30
■問題4
露出形式柱脚において、許容応力度計算を行わなかったので、アンカーボルト孔の径を、アンカーボルトの径に5㎜を加えた大きさとした。(一級構造:平成24年No.16


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■解答 すべて正。
 問題1のM22」の数値は高力ボルトの径を表します。
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さっそくポイントを確認しましょう。

ポイント
ボルトの孔径

bolt pit size

表の見方は、例えば、一番上の行については、「高力ボルトの孔径は、高力ボルトの径dが
27㎜未満の場合は、高力ボルトの径dより2㎜まで大きくすることができる。」と読みます。


問題1~4を見てお分かりのとおり、表はすべて覚えなければなりません。
覚えるヒントとしては、高力ボルトの「+2」「+3」が、ただのボルトでは「+1」「+1.5」と半分になっています。境界は27㎜と20㎜とで違いますが。