いざわ
井澤です。

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ミレトス(トルコ)
■問題100-5
ミレトス(トルコ、紀元前5世紀頃)は、ヒッポダモスの計画による、城壁内全体に格子状に直交道路網を敷設し、都市の中央部に行政・宗教・商業施設を、その南北に住宅地を配した都市である。
(一級計画:令和3年No.2)

■リンク
https://kotobank.jp/word/%E9%83%BD%E5%B8%82%E8%A8%88%E7%94%BB-105108
↑後半3/4辺りに「ミレトスのヒッポダモス式都市計画」のサムネイルがあります。

■解答 正。ミレトスは、設問の都市計画家ヒッポダモスの他、哲学者タレスが活躍したことでも有名です。

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カンピドリオ広場(ローマ)
■問題100-6
ローマのカンピドリオ広場(イタリア、16 世紀)は、ミケランジェロの計画による、台形状の広場とアプローチとしての大階段、三つのパラッツォを対称的に配置することで、軸線を強調した、バロック的な広場計画の初期の事例である。
(一級計画:令和3年No.2)
■リンク
http://sumainoact.blog58.fc2.com/blog-entry-1860.html

■解答 正。ミケランジェロは、ルネサンス~バロック期を代表する画家・建築家で、サン・ピエトロ大聖堂の設計にも携わっています。パラッツォとは、イタリアの都市の宮殿、庁舎のことです。

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キャンベラ(オーストラリア)

■問題101
オーストラリアの首都であるキャンベラは、三つの都市機能(中央官庁街、市政庁、業務商業機能)を三角形の頂点に相当する位置に配置して都心部を構成し、その外側を郊外住宅地とする計画案に基づいている。
(一級計画:平成25年No.

■リンク
https://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/iten/relocation/town/virtual/wc_dir/wc_23.html
↑国土交通省の「国会等の移転」に関するホームページです。4ページあります。「次へ」で進んでください。
https://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/iten/service/panf/g_panf2007_3.html
↑これも国土交通省の「オーストラリアの首都機能移転」に関するホームページです。

■解答 正。


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チャンディガール
(インド)
■問題102-1
インドのパンジャブ州都であるチャンディガールは、格子状に分割した区域(ユニット)と7段階に機能分けした道路網からなる計画案に基づいている。
(一級計画:平成22年No.10
■問題102-2
チャンディガール(インド、20 世紀後半)は、ル・コルビュジエの都市計画理念に基づく、格子状に分割した区域(ユニット)と 7 段階に機能分けした道路網からなる都市である。
(一級計画:令和3年No.2)

■リンク
http://sakuhin.info/%E9%83%BD%E5%B8%82%E8%A8%88%E7%94%BB/chandigarh/

■解答 問題102-1、2とも正。ル・コルビュジエ設計。

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ブラジリア
(ブラジル)
■問題103
ブラジルの首都であるブラジリアは、ジェット機形の平面形状をもち、機体の胴体に相当する部分を政治的中枢地域、翼に相当する部分を住居地域とする計画案に基づいている。
(一級計画:平成22年No.10

■リンク
https://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/iten/service/panf/g_panf_02.html
↑国土交通省の「ブラジルの首都機能移転」に関するホームページです。https://ameblo.jp/titoparupalo/entry-10067043586.html
航空写真を見ると「ジェット機形の平面形状」がよく分かります。

■解答 正。なお、設問の「政治的中枢地域」と「住居地域」を逆転させた誤りの枝が平成25年No.9で出題されています。


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ワシントンD.C.
(アメリカ)
■問題104
アメリカの首都であるワシントンD..は、ポトマック川から国会議事堂に至る軸に象徴的な役割をもたせ、格子状街路に放射状街路を組み合わせた計画案に基づいている。
(一級計画:平成25年No.

■リンク
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3D.C.#/media/File:Washington_DC_view1.jpg 
↑下にあるコメントにも注目。

■解答 正。

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パリのグラン・プロジェ(フランソワ・ミッテラン大統領らが主導)
■問題104-2
フランソワ・ミッテランらが主導したパリの都市計画である「グラン・プロジェ」においては、フランス革命200年を記念して、ルーブル美術館の大改修やオルセー駅舎の美術館への転用等、拠点整備による都市の再生を進めた。
(一級計画:平成29No.10

■リンク
1.ルーブル美術館
http://arch-hiroshima.main.jp/main/a-map/france/louvre.html
2.オルセー美術館
http://www.mmm-ginza.org/museum/special/backnumber/0612/special01.html
↑駅舎だった頃や改修工事中の写真もあります。
3.その他のグラン・プロジェ
http://blog.goo.ne.jp/french-blue_12/e/f171a153a26ffe7877ccf4a2bfe2a448
「アラブ世界研究所(ジャン・ヌーベル)」、「フランス国立図書館(ドミニク・ペロー)」もグラン・プロジェの一環です。

■解答 正。

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レッチワース(イギリス)

■問題105-1
E.ハワード(E.Howard)によって提唱された「田園都市」の考え方は、レッチワース、ウェルウィンなどイギリスのニュータウンに実現、反映された。
(一級計画:昭和62年No.24

■リンク
http://d.hatena.ne.jp/baby_theory/20120821/p1

■解答 問題105-1 正。
 語呂合わせ「田園調布はリッチワース」
       田園都市 レッチワース
 比較暗記法No.176も参照してみてください。
 http://kentikushi-blog.tac-school.co.jp/archives/43401281.html

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レッチワースに関連してもう1問。
令和3年
No.2の問題は、主語が「レッチワース」で、記述内容が「バローダ(インド)」になっている誤りの肢でした。そこで、バローダ(インド)について、次の問題で確認していきましょう。


バローダ(インド)
■問題105-2
バローダ(インド)は、パトリック・ゲデスの「保存的外科手術」という概念のもと、都市の歴史性を保存しながら再開発が行われた都市である。
(オリジナル問題

■リンク
https://www.shutterstock.com/ja/image-photo/skyline-vadodara-formerly-known-baroda-thirdlargest-1050201374
↑写真からなんとなく「保存的外科手術」の概念が分かりませんか?
「保存的外科手術」とは、大規模なクリアランスではなく、厳密な調査の上で最小限の修復を加えていく都市計画の手法です。

■解答 問題105-2 正。
令和3年No.2の問題は、主語が「レッチワース」になっている誤りの肢でした。上記の問題は、それを正しくした問題です。
パトリック・ゲデスは「近代都市計画の父」と言われており、主な著書は「進化する都市」(平成7年に出題)です。
バローダはバドダラと言うこともあります。
↓研究論文です。「パトリック・ゲデスによるインド バローダにおける都市研究に関する研究-保存的外科手術の実践と定着-」
http://www.kuniken.co.jp/technology/pdf/architectural/120914samejima.pdf

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