井澤です。
今回も、どれも素晴らしいものばかりですね!
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パンテオン(ローマ)
■問題161-1
パンテオン(ローマ、2世紀)は、直径約43mのドームは、コンクリートやレンガを用い、上方へいくほどドームの厚さが薄くなっている。
(一級計画:令和4年No.3)
■問題161-2
パンテオン(ローマ)は、れんが及びコンクリートにより造られた大ドームを特徴とした、ローマ建築の代表的な建築物である。
(二級計画:平成23年No.1)
■リンク
http://www.linea.co.jp/info/detail/iid/553
■解答
問題161-1、2ともに正。
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コロッセウム(ローマ)
■問題162
コロッセウム(ローマ)は、1層目をドリス式、2層目をイオニア式、3層目をコリント式とし、異なるオーダーを装飾的に用いている。
(オリジナル)
■リンク
http://k2project.web5.jp/kaigai/italia/Roma/colosseo.htm
■解答 正。
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ハギア・ソフィア(アヤ・ソフィア)大聖堂(トルコ)
■問題163-1
ハギア・ソフィア大聖堂(トルコ)は、直径約31mの中央の大ドームは、その東西にある2つの半ドームと南北にある4つの巨大なバットレスで支えられている。
(一級計画:令和4年No.3改)
■問題163-2
ハギア・ソフィア大聖堂(トルコ)は、バシリカ形式とドーム集中形式とを融合させた平面をもち、巨大なドーム構造によって内部に広大な空間を作り出したビザンチン様式の建築物である。
(一級計画:平成28年No.3)
■リンク
http://www.kamit.jp/17_world/36_istanbul/istanbul.htm
↑写真をクリックすれば大きくなります。
https://kotobank.jp/word/%E3%83%8F%E3%82%AE%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%95%E3%82%A3%E3%82%A2-860340
↑ページの中央にある「ハギア・ソフィア〔構造図〕」の小さい画像をクリックして拡大すると、「半ドーム」と「4つの巨大なバットレス(控壁。壁を補強するため、壁から直角に突出した短い壁。)」が良く分かります。
■解答
問題163-1 正。令和4年No.3の出題は、主語が「フィレンツェ大聖堂(フィレンツェ)」になっている誤りの肢でした。上記の問題は、それを正しくした問題です。
問題163-2 正。バシリカ形式とは、初期キリスト教教会堂形式のことで、平たく言えば廊下が3列になっているものを言います。中央を身廊、両脇を側廊といい、身廊と側廊は列柱によって分けられます。
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サン・マルコ大聖堂(イタリア)
■問題164
サン・マルコ大聖堂は、ギリシア十字形の集中式プランをもち、中央の交差部及び十字架の4枝の上にドームをもつイタリアのビザンチン建築である。
(一級計画:平成23年No.2)
■リンク
https://architecture-tour.com/world/italy/basilica-di-san-marco/
↑一番最後の上空からの写真が「中央の交差部及び十字架の4枝の上にドームをもつ」ことをよく表しています。
■解答 正。ギリシア十字とは、横木と縦木の長さが等しい十字を言います。
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アーヘンの宮廷礼拝堂(ドイツ)
■問題164-2
アーヘンの宮廷礼拝堂(ドイツ)は、平面が八角形の身廊とそれを囲む十六角形の周歩廊があり、身廊の上部にはドーム状のヴォールトをもつ集中式の建築物である。
(一級計画:令和元年No.3)
■リンク
http://doitsu-kanko.com/2018/06/03/aachen-dom/
■解答 正。
ドイツ初の世界遺産です。アーヘン大聖堂とも呼ばれています。また、フランク王国のカール大帝が建てたことから「皇帝の大聖堂」とも呼ばれています。
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アルハンブラ宮殿(スペイン
グラナダ)
■問題165
アルハンブラ宮殿(グラナダ)は、イスラム式の宮殿建築で、複数の中庭、アーケード、塔等がある。
(一級計画:平成19年No.24)
■リンク
https://www.alhambradegranada.org/ja/info/galeriadefotosalhambra.asp
■解答 正。アーケードとは、アーチの列のことを言います。
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