井澤ですいざわ

一級建築士試験に見事合格された皆様、あらためて本当におめでとうございます!
課題発表後、4カ月にも渡る長い間の受験勉強、さらにもっと前からのすべての努力を思い出し、おおいに喜びに浸ってください!
自分を誉めてあげてください!
そして応援してくれたすべての人に感謝しましょう。


以下、標準解答例を基にポイントを確認します。
標準解答例、採点のポイントを参照してください。
https://www.jaeic.or.jp/shiken/1k/1k-mondai.files/1k-2019-2nd-hyojunkaito-1208r.pdf
https://www.jaeic.or.jp/shiken/1k/1k-mondai.files/1k-2019-2nd-gokakukijun-1208.pdf

1.合格率とランク

再試験の合格率は10月試験以上に厳しいものになりました。
ランクⅠ~Ⅳの割合は10月試験とほぼ同様でした。その割合に意外性はありません。10月試験に合わせてきたな、という印象です。

 

実受験者数

ランクⅠ

ランクⅡ

ランクⅢ

ランクⅣ

10月本試験

4,214

36.6

3.0

29.2

31.3

12月再試験

5,937

34.2

5.3

31.9

28.6


2.図面の表現・伝達
標準解答例を見ると、「風の流れ」「本館からのアプローチ」「公園からのアクセス」などの描き込みが目を引くここと思います。
採点のポイント(2)④にもあるとおり、「図面、計画の要点等の表現・伝達」が採点に大きく影響することが解ります。

3.「分館出口前のオープンスペース」
課題文は「分館出口と本館の敷地までの経路に(略)屋外空間(「分館出口前のオープンスペース」)を設ける。(分館の敷地内は30㎡以上)」という条件でした。
標準解答例①②ともに、オープンスペースの中を経路にしています。
「30㎡以上」という要求面積が、経路、彫刻、ベンチ等を設けるにはあまりに小さいので、経路の横にオープンスペースを設けた方も多数いましたが、受講生の答案と合否を見ると、どちらで計画しても合否にはほとんど影響ありません。

4.アプローチ
標準解答例①は利用者、サービス駐車場をまとめて北東に計画し、本館からの主な経路はクランクして北西のメインエントランスに至ります。
②は利用者、サービス駐車場をまとめて南に計画しているため、メインエントランスが南西になり、本館からの動線が長くなっています。

5.ゾーニング
標準解答例①、②ともに、アトリエ関連諸室は2階にまとめてゾーニングされています。

6.多目的ホール
標準解答例①は、多目的ホールを3階の利用者用階段、EVから最も遠い位置に計画しています。展示室A、B、Cは1階です。
②は、多目的ホールを1階の北東に計画し、10月試験に続き、壁心をずらして200㎡を確保しています。展示室A、B、Cは3階です。
①、②いずれも3階の面積が余りますので、屋根で面積調整しています。

7.特定防火設備
防火区画について、標準解答例①、②の右下に「今後の学習の参考」として、次のような説明があります。
「施設の用途を考慮し、高い安全性能を確保するため、竪穴区画を特定防火設備で区画した。」
今後は、すべて特定防火設備とすることが望まれているのでしょうか。。

8.基礎形式
採点のポイント(3)構造計画に「耐震性・経済性を考慮して計画された(略)基礎形式」と書かれましたが、標準解答例①はべた基礎、②は布基礎です。

9.TACオリジナルプラン
最後に、再試験後にTACの検証講義で用いたオリジナルプランの一つを参考にしていただければと思います。

TAC planB