ほんだこんにちは、ホンダです。

 令和3年度からスタートした1級建築施工管理技士の新試験は、一次検定で5肢2択が、二次検定で5肢択一が加わるなど、形式的にも大きく変わりましたが、最大の変更点は他にあります。それは、従来は13問中5問選択の躯体施工が10問中7問選択に、12問中5問選択の仕上施工が9問中7問選択となった点です。

 従来は、選択の幅が広かったため、自分の経験があまりない施工技術についてはある程度学習をパスすることができました。しかし、5肢2択の6問も躯体3問、仕上3問で全部回答が要求されましたので、新試験では、実質的にほとんど選択の余地がなくなったと考えるべきです。

 さらに、全問解答の施工管理法の出題が25問から15問に大幅に減少したため、「施工管理法の学習をしっかりやり、施工技術については深入りしないこと」、という従来の学習法はまったく役に立たなくなりました。

 次年度の合格を目指してスクールや教材の選定を考えている方は、メイン科目が「施工技術になった」ということを、しっかり認識している教材・スクールを選択すべきです。

 いまだに「施工管理法が最重要」などと言っているところは、危険だと認識してください。