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清田(セイタ)です

試験実施を担う「建築技術教育普及センター」では、過去の本試験の課題・標準解答例などを合格発表後に掲載しています
実は平成30年以降、毎年、以下のような「不十分な回答(答案)が多かった内容についての考え方」を標準解答例の中で示すようになったことをご存じでしょうか

ちなみに平成30年の試験と言えば、課題発表時に建築基準法への適合(延焼のおそれのある部分、防火区画、避難施設等の適切な計画)に関して、初めて明示され、試験が大きく変わった転換の年なのですが、合格発表後に掲載された内容は以下のとおりです。
標準解答例 掲載内容
上記は、標準解答例をよく見て「今回引っかかったこれらの項目は、特に気を付けてね!」というメッセージですから、これから受験される方は十分気を付けて試験に臨む必要があります

そこで、以下に平成30年以降に示された「不十分な回答」な内容をまとめてみました。不十分な答案

あれ すべての年度に「延焼のおそれのある部分」、「防火区画」とありますね
毎年、そんなに記入漏れをしたり、間違える受験生が多いのでしょうか?もしかしたら、いつもは出来ているけど、本番に弱いという人が多いのかもしれませんね。
しかし、私には少々違和感があります。なぜか。

それは弊社TACも含め、資格スクールに通われている方などは、この2点はしっかりと指導され、十分に学習しているはずですから、そう簡単に間違えたりしないのでは?と思うからです。

真実は分かりかねますが、いずれにしても毎年こういった内容が示されているので、令和4年の試験こそ、ここに挙げられた項目について「不十分」と判断されないように、記入漏れ・間違いに十分注意し、またギリギリではなく安全側に余裕をもって計画するようにしましょう