本日3月1日に「令和6年 一級建築士試験 受験要領」が発表されました。
特に初受験者は書類を揃えるのに時間がかかる場合がありますので、早めに動いてくださいね。
特筆すべき点は3つです。
1.学科Ⅲ(法規)について、
「『建築法規等』に関する出題に当たっては、告示も含まれます。」
と今年初めて明記されました。
「『建築法規等』に関する出題に当たっては、告示も含まれます。」
と今年初めて明記されました。
上記受験要領p9です。
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![1k-gakka](https://livedoor.blogimg.jp/tac_kentikushi/imgs/b/7/b79f0a7d-s.jpg)
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昨年までは、このブログ等でもたびたび発信してきたように、本試験の問題作成者は、「告示を見ないでも建築基準法、施行令、施行規則を根拠として正誤の判断ができるように注意深く配慮した問題」を出題してくれていたわけです(注)が、このように明記されたからには今後は告示からも出題されます。
ただし、告示出題の初年度となる令和6年試験については、告示からの出題は決して多くない(はっきり言って「少ない」)と思います。
また、今度も告示からの出題ははっきり言って「少ない」と思っています。
(注)詳細は以下参照してください。
http://kentikushi-blog.tac-school.co.jp/archives/55660225.html
(注)詳細は以下参照してください。
http://kentikushi-blog.tac-school.co.jp/archives/55660225.html
<井澤が感じている出題イメージ>
私が感じている出題イメージは、上記の「告示を見ないでも建築基準法、施行令、施行規則を根拠として正誤の判断ができるように注意深く配慮した問題」について、そんな配慮はあえてしなくなるというイメージです。
つまり、今まで論点になったことのない問題が告示から出題されるというイメージは持っていません。
<ポイント>
大事なことは、告示はかなり細かく難解ですから、試験対策としてどこまで突っ込んで学習するか、です。
●TAC生については、告示対応についての講義を今後提供しますので、安心してください。
●TAC生ではない方にも情報発信の機会を検討してみたいと思っています。
●TAC法令集は、奇跡的なタイミングでまさに今年度版(2024年度版)から告示を掲載しています。
必要と思われる告示は掲載されていますので、そこも安心してください。
別途、何かを購入するような必要はありません。
2.法規の試験前の法令集チェックの時間が、実質15分から30分に変わりました。
2倍になったとはいえ、あまり大げさに考える必要はないと思います。大教室では15分が短かすぎたのだと思われます。
●昨年まで
「休憩45分」+「注意事項等説明、法令集チェック25分」
(計70分)
●令和6年(上記の「試験日及び時間割」の表を参照)
「休憩1時間のうち30分で法令集チェック」+「注意事項等説明10分」
(計70分は変わりません。)
詳細は明記されていませんが、休憩中に試験官が巡回して机上の法令集をチェックすると思われます。
3.受験票は「学科の試験」専用、「設計製図の試験」専用のものが発行されます。
(受験要領2枚目<日程等>を参照)
受験票は郵送されず、受験生がマイページからダウンロードし、印刷して持参することは例年と同じです。
さあ、いよいよ決戦の日が見えてきましたが、焦らずじっくり、かつ、一段ギアを上げて頑張りましょう!
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