井澤ですいざわ

近年稀にみる「激むず」だった令和7年1級建築士学科本試験を受けて、
こういう試験にどう向き合えば合格できるのか、真剣に考えてみました。
傷心の方も、今だからこそ心に届くことがあるかもしれませんので読んでみてください。

本試験の講評
にも書きましたが、新規テーマが増えたわけではなく、
過去に出題されたテーマが深堀りされて難度が上がっています

環境No.3肢1の全熱交換器の出題が象徴的です。
「全熱交換器による換気において、外気の絶対湿度が室内の絶対湿度よりも高い場合、室内の吹出し空気の絶対湿度は、外気の絶対湿度より低くなる。(正)」
(一言で解説すれば「外気の温度や湿度を取り入れずに新鮮空気だけを取り入れるから」です。)

全熱交換器は受験生なら誰でも聞いたことがあるはずです。
このような応用問題が正解できるように過去問を掘り下げて理解すれば合格できるという一つの結論に至りました。

そのための対策は次の2つに集約されます。

――――――――――――――――――――
1.「応用力は、過去問の本質の理解から生まれる。「なぜそうなるか」を掘り下げること。」
・過去問の理解の深さが応用力に繋がる。
・過去問の表面的な理解ではなく思考のプロセスを意識すること。
・常に「本質は何か?」「ポイントは何か?」「要するに何?」「一言で言うと?」を考える。
(過去問繰り返しの場合とは異なる対策が必要になります。過去問繰り返しの場合は過去問を読み物として繰り返し読んで覚えても効果が出ますが、深堀りの出題では「読み物」からの卒業が求められます。)

2.「過去問は暗記事項の列挙ではなく、思考訓練の場と捉える。」
・過去問は答えを覚えるためのものではなく、考える力を鍛えるものという思考の転換の必要性を痛感します。
――――――――――――――――――――

今度の日曜日8月3日19時からオンラインで
学びがさらに進化!一級建築士学科対策ガイダンス」を開催します。

無料ですが要予約です。

はじめての方傷心の方
来年受験される全ての方へ
合格へのイメージを確かなものにするために
合格への道を知るために
令和8年合格目標のための最初のガイダンスを行います。
ぜひご参加ください。
全力で応えます。


0803_r8ガイダンス(修正_スライド)