TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

一級建築士 学科対策

本日、2019年一級建築士学科本試験の合格発表がありました。

【実受験者数】25,132人(昨年25,878人
【合格者数】  5,729人 (昨年4,742人
【合格率】    22.8%  (昨年18.3%

合格基準点は、各科目過半、総得点97点でした。総得点97点は過去最も高かった平成21年と同じ基準点になります。
合格率は、平成18年以降で最も高い合格率となりました。
昨年よりも受験者数は微減、合格者数は1,000人弱増加しています。

さて、合格した皆様本当におめでとうございます
製図試験まで残り1か月少し、このまま合格を目指して頑張ってください
また、残念な結果となってしまった皆さま、この悔しい気持ちを忘れずに気持ちを新たにして次年度に向けて頑張りましょう


〇●お知らせ●〇

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 ●9/23(月・祝)11:00~新宿校
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一級試験を受ける方に役立つ動画配信中!

井澤ですいざわ

昨日一級建築士学科試験を受験された皆様、合計6時間30分という非常に長時間の試験、本当にお疲れ様でした。

(1)TAC合格推定点
さっそくですが、TACの合格推定点は、次のとおりです。
後述の講評のように全体の難易度が低く、総得点が大幅に繰り上げられる可能性が高いと考えます。
――――――――――――――――――――
■科目基準点
 計画11点、環境・設備11点、法規16点、構造16点、施工13点
■総得点
 96点
――――――――――――――――――――
・自己採点等による誤差を考慮し、95点以上の方は速やかに設計製図の受験対策を進めるべきと考えます。
・TAC設計製図本科生における学科合格発表後の特別返金制度については、こちらをご覧ください。

(2)総評
続いて、総評です。

難易度は、次のとおりです。
・計画    → 易しい
・環境・設備 → 易しい
・法規    → 易しい
・構造    → 例年並み
・施工    → 難しい
―――――――――――
・全体    → 易しい

過去問を正確に理解していれば高得点が取れる出題でした。
しかし、特に構造、施工では、あいまいな理解だと新規問題に惑わされて間違えてしまうという問題が数多く見受けられました。

(1)計画
・実例・建築史が6問出題されましたが、過去問で5問は得点できる内容でした。それが今年の易しさの最大の原因であったと言えます。
・No.17(美術館の実例)は、発表されたばかりの設計製図課題「美術館の分館」に関連する出題でした。肢4はアスペン美術館ではなく、フランク・ロイド・ライトのグッゲンハイム美術館の特徴です。実例の解答肢(誤り)のパターンの一つである「他の建築物の説明」になっているのではないか、という「カン」が働くと気付けたかもしれません。
・TAC生は「階段室内の一時待避スペース(No.9)」、「ECI方式(No.20)」、「コミッショニング(No.20)」などの新規問題を見て「出た!」と思えたのではないでしょうか。

(2)環境
・計算問題が3問出題されたことがまず一つ目の特徴です。内容的には過去問で十分に解答できるものです。
・カラレーション(No.9)、ウォーミングアップ制御(No.12)、微気候(No.20)、バスタブ曲線(No.20)など新規問題も散見されましたが、いずれも過去問で解答肢が見つけられる問題でした。

(3)法規
・暗記している内容で「誤り」を確信できるような問題が多く、多くの方が制限時間内に解答でき、易しく感じたのではないかと思います。
・設問の文字数も少なく、5行に渡るものが1肢だけ、というのは近年では珍しいことです。
・例年だと防火避難規定の問題の前文に付いていた「耐火性能検証法、防火区画検証法・・・は考慮しないものとする。」という一文が問題集の表紙に移っていたことには気付いたでしょうか? これも設問の文字数が少なく感じた理由の一つだと思います。
法改正内容では、№14肢1の立体道路制度、№14肢2の接道義務の緩和、№15肢2の田園住居地域、№19肢2の老人ホーム等の共用廊下・階段の容積率緩和をはじめ、前年、前々年の法改正内容からの出題も多く、法改正内容がすぐに出題されるという建築士試験の特徴が顕著に見られます。
・No.13の木造の軸組の最小限の長さの計算問題では、「地盤が著しく軟弱な区域として特定行政庁が指定する区域内」では、地震力による必要壁量が1.5倍になるという論点がはじめて出題されました。なお、壁倍率は不明ですが、「軸組の最小限の長さ」ということは、壁倍率を1とした場合の軸組長さを求めることになります。

(4)構造
・力学の計算問題は5問で、過去問中心の標準的な問題でした。
・文章問題では、新規問題も散見されるものの、解答肢は過去問で見つけられるという問題が多いと言えます。とは言っても、それは易しい過去問ではなく、過去問の中でも「正確に覚えるのが難しい過去問」、「合格者と不合格者の差が付く問題」が狙われています。横補剛の数(№15)、限界細長比(№16)、内部摩擦角(№19)、水平地盤反力係数(№21)、鋼材の板厚と基準強度(№29)など枚挙にいとまがありません。それを正確に覚えた人が得点を重ねています。
・免震構造から1問、制振構造から1問、難しい問題が出題されました。

(5)施工
・施工は近年得点しにくい科目の筆頭になっています。
・新規問題や、過去問の内容であっても表現を変えた出題が増えています。暗記系科目は、過去問をそのまま出題すると実力の差が出ないためと考えられます。
・№11(フレッシュコンクリートの受入れ検査)では、写真を使った問題が出題されました。出題の内容は過去問そのものです。ここに、過去問を少しでも変えて出題しようという近年の傾向が顕著に見られます。空気量の数値などは許容差も含めて「空気読めずに仕事(4.5%)もいっこう(±1.5%)はかどらず」などの語呂合わせを駆使して覚えて欲しいところです。
・難易度が高くなった最も大きな理由は、ほとんどの問題に新規問題が1つは入っているという点です。例えば№14(鉄骨工事)は、肢2の組立溶接の長さが40㎜以上であること、また、№15(木工事)は、肢3の壁倍率2.0は2つ割材(2・2つながり)であることを過去問で正確に覚えていないと、残りの選択肢に新規問題が2問も入っていますので手も足も出ないという具合です。
・「正確に覚えるのが難しい過去問」を徹底理解することの重要性がよく分かる出題でした。

一級建築士学科試験の総評は以上です。

――――――――――――――――――――

合格見込みの方、次は設計製図試験です!

TACでは週末からオリエンテーションが始まります!

一級製図の「設計製図本科生 説明会」と「オリエンテーション」については、
こちらをご確認ください。

つかの間の休息をとった後、いよいよ設計製図試験に向けて頑張りましょう!





一級建築士学科試験を受験されたみなさま、本日は大変お疲れさまでした。
令和元年 一級建築士学科試験 解答速報 第二弾です。
2019_1kyu sokuhou-zen
試験講評・合格推定点は明日(2019/7/29)13時頃アップを予定しています。
みなさまの合格を心よりお祈りしています。



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学科試験を突破した方は、設計製図の説明会または無料体験入学にお越しください。(無料・予約不要)。

HP_2019_1Q設計製図説明会

https://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku/kenchiku_gd_gd.html


◆一級建築士 設計製図本科生「無料体験入学」(予約不要)

初回講義では今年の課題の特徴や学習のポイントなどをお伝えします!また、初回は平行定規不要です。
※定員となったクラスは無料体験入学できません。

  • 8/3(土)14:00~16:30

    水道橋校、新宿校、池袋校、渋谷校同時放映クラス〔NEW!〕、横浜校、名古屋校〔NEW!〕、なんば校

  • 8/4(日)14:00~16:30

    札幌校、新宿校、池袋校、八重洲校、立川校、町田校、横浜校、大宮校、津田沼校、名古屋校、梅田校、 福岡校

  • 8/7(水)14:00~16:30

    渋谷校

 https://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku/kenchiku_crs_1kyu_seizu_odd.html

====================
◆一級建築士 奨学生試験(会場と自宅受験が選べます!) 

2020年 一級学科試験を目指す方に向けて、奨学生試験を実施いたします。成績上位者は対象コースの受講料が最大80%OFFになります! 
(会場実施)
 日時 8月7日(水)19時~20時10分 
 場所 TAC札幌校・新宿校・横浜校・名古屋校・梅田校・静岡会場
     ※予約不要・参加無料です。奮ってご参加ください!
  ※事前申込をされていない方は、18時45分までに実施の各校受付窓口にてお手続きください。
  ※静岡会場については静岡県建築住宅まちづくりセンター(電話054-202-5588)までお問い合わせください。

(自宅受験)
 実施日 8月11日(日)※Web上のみ(TAC Web School)
    ※インターネットでお申し込みできます(8/6(火)申込締切

詳しくはこちら(PDF)→

2019_1kyu sokuhou
全問(第二弾)は本日(2019/7/28)21時頃を予定しています。





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(自宅受験)
 実施日 8月11日(日)※Web上のみ(TAC Web School)
    ※インターネットでお申し込みできます(8/6(火)申込締切

詳しくはこちら(PDF)→

井澤ですいざわ

試験直前の追い込みにおいて、
① 数多く問題を解くために時間を使うべきか、
② あいまいな部分を整理するために時間を使うべきか、
で迷うこともあろうかと思います。

あいまいな部分を整理しないと得点に結びつかないことも分かるが、整理するのには時間がかかる、という迷いです。

結論から言えばどちらも大事です。
したがって、その両立のために、
(数多く問題を解く時間):(整理する時間)=2:1
という時間配分を目安に考えるとよいと思います。

数多く問題を解くのは、もちろん新しい問題ではなく、
今まで何度も解いてきたものを数多く見直して、
忘れていたことを思い出す」ことがポイントです。

言ってみれば、
「① 数多く問題を解く(忘れていたことを思い出す)」のは「1点を落とさないため」の学習です。
「② 整理する」のは「1点をゲットするため」の学習と言えると思います。

また、試験直前の追い込みでは、1つの問題にこだわって時間をかけすぎてはいけません。
今まで一所懸命頑張っても理解できなかったような問題は、最後は割り切って捨てる勇気も大事です。





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