TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

一級建築士 設計製図対策

昨日は一級学科試験、お疲れ様でした。

合格推定点は先ほど井澤先生の記載の通りTACは90点としています。
特別返金制度についてお問い合わせが多かったので、ここにも記載します。

【一級建築士「設計製図本科生」受講生のための特別返金について】

開講日の前までは開講前解約としてお支払いのコース受講料全額を返金


・開講後:合格発表日(
9月6日(火)(予定)が予定)から3以内の解約申し入れにつきましては、TACが同年度学科本試験翌日に公表した合格推定点(90点)から2点以内(88点)以上で不合格の場合、¥30,000除いた受講料を返金いたします。例)25万円をお支払いの場合は、22万円を返金します。

入会金¥10,000を除く
※振込手数料お客様負担

本日、一級建築士設計製図試験の課題が発表されました。

TAC講師による分析を以下にUPしています
https://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku/kenchiku_kadai_1kyu.html

【一級設計製図 課題】
■課題名 事務所ビル
■要求図書
 ・1階平面図・配置図(縮尺1/200)
 ・各階平面図(縮尺1/200)
  ※各階平面図については、試験問題中に示す設計条件等において指定する。
 ・断面図(縮尺1/200)
 ・面積表
 ・計画の要点等
 
(注1) 建築基準法令等に適合した建築物の計画 (建蔽率、容積率、高さの制限、延焼のおそれのある部分、防火区画、避難施設 等)とする。
(注2) 「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に規定する「建築物移動等円滑化基準」を満たす計画とする。


■建築物の計画に当たっての留意事項
 ・敷地の周辺環境に配慮して計画する。
 ・バリアフリー、省エネルギー、二酸化炭素排出量削減、セキュリティ等に配慮して計画する。
 ・各要求室を適切にゾーニングし、明快な動線計画とする。
 ・建築物全体が、構造耐力上、安全であるとともに、経済性に配慮して計画する。
 ・構造種別に応じた架構形式及びスパン割りを適切に計画するとともに、適切な断面寸法の部材を計画する。
 ・空気調和設備、給排水衛生設備、電気設備、昇降機設備等を適切に計画する。

■注意事項
 「試験問題」及び上記の「建築物の計画に当たっての留意事項」を十分に理解したうえで、「設計製図の試験」に臨むようにしてください。
 なお、建築基準法令や要求図書、主要な要求室等の計画等の設計与条件に対して解答内容が不十分な場合には、「設計条件・要求図面等に対する重大な不適合」等と判断されます。


< 受験者の皆様へのお願い >
昨今の新型コロナウイルス感染症への対応に鑑み、課題の参考となるような施設等の見学を行うことは、お控えいただきますようお願いいたします。
また、問い合わせ等を行う場合においても、社会通念上、良識のある行為、言動等に留意してください。
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▼▽お知らせ▼▽


【一級設計製図本科生 無料講座説明会】
令和4年に一級建築士設計製図試験を受験する方に向け、講師がさまざまな疑問や不安にお答えします。
実施日時

□7/26(火) 19:00~20:00 新宿校
□7/27(水) 19:00~20:00 渋谷校・横浜校・梅田校・広島校
□7/27(水) 19:30~20:30 名古屋
 ※広島校:ご予約はこちら>>
 ※梅田校:ご予約はこちら>>  

https://www.tac-school.co.jp/kouza_kenchiku/kenchiku_gd_gd.html#seminer2

【一級設計製図本科生(全10回・9課題)】
 教室講座 ¥250,000(税・教材費込)※Web講義フォロー無料付
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seita2
こんにちは、清田(セイタ)です

設計製図試験では「ゾーニングが適切か」が問われます
課題文の要求室表にある部門ごとでまとめる計画が基本(フロアゾーニング)となりますが、その建物における用途特有のゾーニングが問われることがあります。
以下に、主なものを挙げてみます。
スライド9
今回は上記のうち、特に明確なゾーニングとなる①の「上下足の履き替え」について確認していきましょう

平成21以降で上足・下足の履き替えエリアの出題があったのは、平成28年「子ども・子育てセンター」と平成30年「健康づくりのためのスポーツ施設」です。
この2つの課題ですが、課題文の要求内容に大きな違いがあります。
平成28年では課題文内において、保育所玄関に「下足箱を設ける」とあり、要求室表の上欄にも「各室は、素足又は上履きで利用する」とありました。
つまりこの場合、計画としては保育所玄関で履き替えた先はすべて上足エリアとなります。
スライド10
一方、平成30年はというと、「下足箱」の要求もなく、履き替えに関する具体的な要求もありませんでした。ただし、「計画の要点等」において「利用者の靴の履き替えについて考慮したこと」を求められたため、間接的に要求されたのと同じ状況でした。
このように「下足箱」の要求の有無で、計画の幅も変わってきます。

なお、平成30年のように「下足箱」の要求がなければ、2つの計画方法が考えられます。
(1)1箇所で履き替える(平成28年と同じように)方法。
(2)各室それぞれの出入口に下足箱を設置し、個別に履き替える方法。

平成30年の標準解答例の2案が上記(1)、(2)のそれぞれの計画例となっていますので、普及センターの標準解答例で確認してみてください





seita2
こんにちは、清田(セイタ)です

早期講義が終わりホッと一息と思いきや、すぐに課題発表後の講座「設計製図本科生」の準備やら、もう次の2023年度の長期講座(早期講義)に向けての講座の見直しなどがスタートしました
終わりなき戦いですね

さて、今回はアプローチについて。
皆さんは、アプローチはどこから取りますか?

設計製図試験のセオリーとしては「歩道のある広い道路から」が正解ですよね
ですが、周辺状況や建築物の用途によってはそうとは限らないんです

アプローチのセオリーが崩された代表的な課題は、平成26年の「道の駅」でした。
この用途自体もサプライズでしたが、実際の「道の駅」を理解していないと解きづらい課題でしたね。
特にアプローチの取り方が

この年は台風の影響で2回試験がありましたが、どちらの課題も敷地については2面が隣地の広い駐車場に面し、1面が道路(歩道なし)に接道していました。当然、「道の駅」ですから隣地の駐車場側が正面となり、そこからメインアプローチを計画することになります。
「道の駅」としての常識が分かっていれば全く問題ありませんが、そうでなければ実例や実体験を頼りに計画しなければなりません
スライド7
【平成26年 温浴施設のある「道の駅」(10月試験)】

その他、平成30年「健康づくりのためのスポーツ施設」では、課題条件の中で「本建築物のエントランスは東・西・南・北のいずれに設けてもよい」とあり、受験者の判断力がより試された課題でした。
東側には歩道のある広い道路が接道していましたが、標準解答例を確認すると、2案とも西側の桜並木側からメインアプローチを計画するオチでした
平成30年 健康づくりのためのスポーツ施設

したがって、まずはセオリー通りのアプローチの取り方を身に付けた上で、周辺状況や建築物の用途によるアプローチの取り方も検討できるように、敷地図をよーく確認する必要があります





seita2
こんにちは、清田(セイタ)です

先日、新宿校の設計製図「早期講義」の最終講義を無事、終えました
多くの受講生が受講前に比べて成長を感じてもらえたようで嬉しい限りですが、
何しろ本番はこれからです
いま現時点での「自分の弱点を克服するための期間」として、課題発表までの期間を有効に使ってくださいね

さて、今回は「パッシブデザイン」について。
以前の「試験でよく出る吹抜け」のブログでも「パッシブデザイン」に少し触れましたが、今回はもう少し深堀りしてみましょう
設計製図試験におけるパッシブデザインは、過去には平成28年、29年、30年と連続して出題されました。出題のされ方としては、各年ともに課題文の設計条件の冒頭文において「パッシブデザインを積極的に取り入れる」という条件が明記された形です。
パッシブデザインの要求に対する対応としては、下表のようにいくつかありますが、計画のオチとしては、採光・通風を取り込むための「吹抜け」を計画すれば間違いないでしょう(ただし、マストではありません)。
スライド5
なお、平成28年、29年の時は課題文の中に「吹抜け」の要求はなく、自ら計画することが期待され、標準解答例でも「吹抜け」のある計画となっていました。
一方、平成30年の時は課題文の中で「吹抜け」が要求され、「計画の要点」では「吹抜けとその周囲の空間において採光と省エネを実現するための工夫」といったように、さらに突っ込んだ内容が問われました。

近年はパッシブデザインについての要求は影を潜めていますが、今後も建築業界に関する他の要素が問われることもありますので、日ごろから時事問題に興味を持っておくことも重要ですね




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