TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

雑記

こんにちは、ホンダですほんだ

自分の家のにおいが気になることってありますよね。
我が家にも特有のにおいを感じることがあり、
芳香剤でごまかしてることがあります。

こうした芳香剤の効果をマスキングといいますね。
弱い音が強い音に打ち消される音のマスキング効果など、
環境設備の科目で学習します。

ただ、特有のにおいは、人をほっとさせる効果があります。
私にとって、浅草の地下街のにおいがこれにあたります。
ここが入り口です。レトロでしょ。
IMG_1096


現在、東京にある最古の地下街といわれ、
それはそれはディープな様相とにおいを醸しだしています。

私が子供のころ、この地下街の入り口近くに卵屋さんがありました。
その卵屋さんは、鳥の巣のようなわら屑のなかに、
親鳥がたったいま産んだように卵を陳列して、1個単位で売っていました。
(写真を撮っておけば良かった・・・)

そのころも地下街のにおいは半端じゃなく、
たまたま当時飼っていた手乗り文鳥の鳥かごを掃除するときのにおいと似ていたので、地下街のにおいのもとは、てっきりその卵屋さんだと信じていました(卵屋さんごめんなさい)。

今は卵屋さんもなくなりましたが、
当時と全く同じにおいが地下街を包み込んでいます。
においのもとは定かではありませんが、
さすがに夏場は避けたいときがあります。

ところが近年、ここにタイ料理屋さんとベトナム料理屋さんが出店し、
なかなか美味しいとの評判で、
若い女性を中心に賑わいをみせています。

これらのお店で特筆すべきは、
空調に工業用扇風機を使っていることです。
というのも、エアコンの室外機を設置するところがないので、
店の外から強烈な風を店内に送り込んでいるのです。
IMG_1093

当然ながら店内の調理場のにおいは地下街にあふれ、
もともとのにおいと入り混じって、うーん。。。。マスキング?!

実は、この地下街を私は毎日通って通勤しています。
臭いなぁと思う時がほとんどですが、
たまに旅行などに行って帰ってくるとき、
この地下街にたどりつくと、ホッとしていることに気がつきます。

地下街の店舗のことを建築基準法では「構え」といい、
この一つ一つの「構え」を建築物と同様に扱っていますが、
今の浅草の地下街の「構え」には、つい身構えたくなるものが(笑)

700円の床屋さん、3本980円のDVD屋さん、占い屋さんに、浅草名物焼きそば屋!
IMG_1091

ただ、構造的にもうそんなに長くはないかと。
どうか、大改修される前に、
半世紀以上の歴史のある昭和のにおいを感じてみてほしい、
そんな浅草の名所中の名所がこの地下街です。







こんにちは、ホンダですほんだ

お久しぶりです。
実は、事情があり、この真夏だというのに自宅の8畳間のリフォームをしました。
畳の交換、襖の張替え、障子の張替えと、ついでに壊れたエアコンの交換です。

浅草は、畳屋さんや建具屋さんなど、古くからの職人気質の方がいて便利です。
 もともと花柳界(料亭さんや待合さん)の近くなので、
めっきり減ったとはいえ、まだまだ職人の活躍場面はあるようです。

ところで料亭と待合の違いは分かりますか?
建築基準法施行令では、第115条の3などに、「待合、料理店」と記載され、
法的には同一の用途になっています。

まぁ、実際にも、芸者さんと楽しく一杯やる所である点では共通ですね。
写真 (7)

ただ、細かく言うと、待合と料理店は多少違います。
料理店とは、料亭とか割烹(かっぽう)といわれるもので、自前の板場があり、料理を出します。
対して待合(まちあい)には概ね板場がなく、料理は仕出しになります。

そして、こうした所に芸者さんを派遣するところを、「見番(けんばん)」といいます。
料亭さんは、お客さんから予約が入ると、見番に連絡します。
見番は、登録している芸者さんを派遣する、という仕組みです
(実際は、芸者さんが所属する置屋さんがさらに介在していますが)。
写真 (8)

現在、こうした「お座敷」にあがって2時間ほど飲食すると、
飲食代から玉代(ぎょくだい=芸者さんへの支払い)までで、
概ね1人8万円くらいかかると言われています。

私が20歳くらいのころ、知り合いの芸者さんから、
「お兄ちゃん、偉くなって一座敷上げてね!」
と毎日のようにハッパをかけられました。

今も、残念ながらこのハッパに応えることはできていませんが、
男たるもの、お座敷を目指せ!っていうモチベーションは、
いつまでも持っていたいと思っています。











 

井澤です。 いざわ

下町紹介ならぬ地元紹介になりますが、私はひばりヶ丘に住んでおりまして、近くに「ひばりが丘団地」があります。
日本住宅公団(現UR都市機構)のマンモス団地の先駆けとして有名ですが、老朽化により立て替えが進み、今ではストック再生実証試験のほうでも有名になっており、1級建築士試験でも平成24年に計画No.11で次のような出題がありました。

問題 『ひばりが丘団地(東京都東久留米市)は、解体せずに再生・活用する技術的手法を検証するため、解体予定の住棟を用いてストック再生実証試験が行われた団地である。』

これは正しい記述です。
解体(スクラップ&ビルド)ではなく改修(リノベーション)というわけです。ストック対策は社会的に重要性が高まっており、建築士試験でも重要テーマとして出題が増えています。
下の写真は躯体だけを残して開口部や手すり等が撤去された状態です。

hibari
 

さて、今年の2級建築士「構造」No.19で次のような出題がありました。

問題 『建築物の最上階又は最上階から複数階を撤去する改修は、建築物の重量を低減できるので、耐震性の向上に有効である。』

これも正しい記述です。
地震力は、建築物の重量に地震層せん断力係数を乗じて求めることから分かるように、建築物の全体の軽量化は、耐震性の向上に有効なわけですが、このような「減築」の事例にどのようなものがあるかを調べてみたら、これまた「ひばりが丘団地」が先駆けでした。
下記、UR都市機構ホームページをご覧ください。

http://www.ur-net.go.jp/rd/rn1/technical/

http://www.ur-net.go.jp/rd/rn1/technical/pdf/07.pdf

 

こんにちは!
事務局のヤマザキです。 やまざき



 試験合格に絶対必要なもの、それは「時間」です

教材があっても、やる気があっても、
そもそも勉強する時間がなくては、何もはじまりません。

a0002_005753



特に社会人の方は、意識して「勉強する時間をつくる」ことが重要です。

まとまった時間をとれなくても、方法はあります。

毎日の生活の中で、勉強に使える「スキマ時間」を見つけてください。

些細な時間でも、継続して積み上げれば、少なくない勉強時間になります。



こうしてせっかく確保した勉強時間も、
有効的に使わなくては意味がありませんよね。

そこで役立つツールの1つが「学習計画表」です。

TAC出版のWebサイトでも、無料でダウンロードできます(PDFとエクセル形式)。

個人情報の登録も不要ですよ

⇒ TAC出版Webサイト「Cyber book store」はこちら



試験日から逆算して、専門校のカリキュラムなどを参考に
「どの項目」を「いつまで」に終わらせるか、学習計画表に書き込みます。


あとは、自ら立てた計画どおりに学習を進めるだけです。

もちろん、実際に進んだ学習内容も記録しておきます。



当然、計画どおりに勉強が進まないこともあります。

そのときは、ムリのない範囲で学習計画を見直してください。

計画変更にも対応できるよう、日程に少し余裕を持つこともポイントです。



これって、実際の仕事の管理と全く一緒ですよね

試験勉強を通じて、時間管理(タイムマネジメント)も身についてしまいます。

最終的なゴール=合格に向かって進んでいるか常に意識し、
貴重な時間を有効的に管理・運用してください!

時間を制して、試験を制しましょう


⇒ 皆さまの試験合格を応援しています!TAC建築士講座はこちら

こんにちは、ホンダですほんだ

試験が続いたりで、しばらくぶりの下町紹介です。

私が子供のころ、浅草の六区にはたくさんの映画館がありました。
東映、東宝、松竹の常設館があり、
その他にいわゆる3本立て名画座系のトキワ座、電気館など、10件近くあったと思います。

また、現在JRAの場外馬券場となっている敷地には、
「新世界」というアナーキーなレジャー施設があったり、
花やしきも当時は入場無料で、入口の前の見世物小屋では、
「オオイタチ」や「ろくろっ首」とかやっていたのを覚えています。

ビートたけしさんが修行をしていたフランス座や成人映画専門の映画館の前には、
子供心をドキドキさせる宣伝用のペンキ絵があって、いつも横目で見てました(笑)
ちなみに、ビートたけしさんは、高校の先輩でもあります。

ところが、現在の六区は、映画館がゼロです。
ボーリング場等も取り壊され、大型の再開発でごらんのとおりです。
IMG_1014

大型の量販店やホテル等が建設されるようですが、
新しい浅草らしい風景が生まれるといいんですが。。。

ちなみに、雷門の前には隈 研吾さんの設計した浅草観光センターがそびえ、
新しい浅草の風景になりつつあります。
IMG_1025

古いものがいいとはいいませんが、
個性的な浅草でいて欲しいと、つい思う昨今です。




↑このページのトップヘ