TAC建築士講師室ブログ

TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。

本試験情報

こんにちは。

令和4年一級建築士・二級建築士・木造建築士の
本試験申込は本日4/14の午後4時までとなります。

https://www.jaeic.or.jp/shiken/index.html

お忘れなくお申し込みくださいね


ほんだこんにちは、ホンダです。

本日1月28日、令和3年度の1級建築施工管理技士の二次検定の合格発表がありました(カッコ内は前年の数字と本年度との差異です。)。
受検者 12,813人(16,946人/-4,133人)
合格者   6,708人(  6,898人/-190人) 
合格率  52.4%( 40.7%/+11.7%) 

ということで、一次検定で前年比約-15%と厳しかった分、二次検定で調整された形になっています。
合格基準は60%以上と公表され、不合格者には不合格の旨と成績の通知がなされます。この通知で自分の結果が分かりますが、受験生の立場からすると、せめて配点基準ぐらいは事前に公開していただきたいと感じます。

まずは合格者の皆様、本当におめでとうございます。監理技術者に進まれる方が多いと思いますが、皆様のさらなる活躍をお祈りいたします。

また、残念な結果に終わった方も、新制度の一次検定、二次検定の様子がわかりましたので、この傾向を踏まえて次年度の対策を立て、令和4年度の合格を目指して頑張りましょう!


清田&井澤です
seita2izawa
一級建築士試験に合格された皆様、本当におめでとうございます!
今まで積み上げてきた努力、乗り越えてきた困難を思い出し、喜びに浸ってください!

それでは、合格発表の主なポイントを確認します。
公表された標準解答例、採点のポイントを参照し、読んでみてください。
標準解答例はこちら→
採点のポイントはこちら→


1.合格率とランク
ランクⅠ~Ⅳの割合は下記のとおり発表されました。

 

実受験者数

合格者数

ランクⅠ

ランクⅡ

ランクⅢ

ランクⅣ

R3

10,499

3,765

35.9

6.3

26.9

30.9

R2

11,035

3,796

34.4

5.6

24.3

35.7


昨年(R2)と比較すると実受験者数は学科試験の合格者減をうけて、536名少ない人数でした。
全国合格率は35.9%で、昨年より1.5%上がりましたが、昨年とほぼ同じです。
また、ランクⅢとランクⅣを合わせた割合は昨年より2.2%減りましたが、おおむね約6割という結果は、ここ数年の傾向と変わりませんでした。

このランクⅢ、Ⅳに該当するものが多かった要因として、試験機関からは具体的に以下のものが挙げられています。
・設計条件に関する基礎的な不適合
「要求している主要な室等の床面積の不適合」、「道路高さ制限への適合が確認できる情報の未記載
・法令への重大な不適合
「延焼のおそれのある部分の位置(延焼ライン)と防火設備の設置」、「防火区画(異種用途区画、面積区画、竪穴区画等)」、「道路高さ制限」等


この結果からは、特に今年は法令への適合として道路高さ制限がポイントで、道路高さ制限に不適合なものはもちろん、「情報の未記載」つまり、適合しているか否かを記載していないもの、不明確なものもランクⅢ、Ⅳに該当したことが分かります。
なお、「住戸の採光」についてはここに記載はありませんでした。
昨年に続いて「延焼ライン」について記載もありますが、「延焼ライン」については難解なものではないので、次年度に向けては、記入漏れ、記入間違いなどしないように十分注意する必要があります。

以下、標準解答例を通して確認しておくべきポイントを掲載します。


2.アプローチ・1階のゾーニング
標準解答例①、②ともに、住宅部門の主出入口へのアプローチは、幅員が広く駅へアクセスしやすい「東道路から確保」しています。また、テナント部門(学習塾、カフェ)のアプローチも、集客に配慮して「東道路から確保」しています。
テナント部門のゾーニングも①、②ともに、分散させることなく、建物の南側にまとめて計画しています。


3.駐車場の配置・住宅部門の動線
駐車場の配置は、標準解答例①では東道路側、標準解答例②では西道路側に計画しています。
住宅部門の動線は、
①では北側に敷地内通路を設け、東西の両方の道路から中央の出入口へアクセスできる計画です。
②では西側に住宅用サブエントランスを設け、屋内で東西に通り抜けできる計画です。


4.屋上庭園の配置
標準解答例①では南側配置、標準解答例②では北側配置でした。
課題文に配置条件がなかったことから、試験後の分析どおり、どちら側へ設けても問題なかったことになります。また、①、②ともに課題条件である「共用室から直接行き来できる」だけでなく、入居者の交流スペースとして使えるよう、廊下からの動線も確保しています。


5.住戸の計画
・標準解答例①、②ともに、住戸A、B、Cは全て要求の最低室数での計画でした。

・住棟形式は、①ではL型、②ではI型での計画です。
 2階以上の部分は①、②ともに南側1スパン分セットバックさせて採光を十分に確保する計画で、住戸は南面配置を中心に、一戸建て住宅側のある西側へ向けて配置しています。

・個室とするか、室の一角に計画するか悩ましかった「在宅勤務を考慮したスペース」は、①、②ともにLDKや寝室の一角に計画しており、個室としなくても問題なかったことが分かります。

共用廊下の幅は、①では2.5m、②では2mで計画しています。
 計画上、どちらの幅でも問題なかったことが分かります。

・標準解答例②の2階住戸Cの南側壁面について、壁心を柱心とずらして居室面積を広く確保しており、計画の自由度を高める上の手法として応用できます。


6.その他、必要な室等
要求室表の欄外の条件「その他、必要な室等は、適宜計画する。」に対し、標準解答例①では「防災備蓄庫」を2階及び基準階に計画し、標準解答例②では、2階に「居住者用ワークルーム」、基準階に「居住者用トランクルーム」をそれぞれ任意で計画しています。


7.防火区画について
・標準解答例①、②ともに、令和元年、令和2年の試験と同様に、防火区画に用いる防火設備はすべて「特定防火設備」とされています。階ごとに面積区画を行い、高い安全性を確保するため、竪穴区画を特定防火設備で区画し、面積区画を兼ねる考え方です。

・今年初めて課題文に明記された「異種用途区画」については、標準解答例の「今後の学習に向けて」にあるとおり、共同住宅部分とその他の部分とを所定の基準に適合する床、壁又は特定防火設備で区画する必要がありました。
ただし、課題に「テナント部門は、住宅部門の動線やプライバシーに配慮」や「セキュリティに配慮」といった条件があったことから、標準解答例①、②ともに、住宅部門とテナント部分には、結果的には開口部を設けずに床及び壁で区画したため、特定防火設備の表示はありませんでした。

・標準解答例では防火設備等の扉の開き勝手は、令和元年、令和2年は基本的に図示されていませんでしたが、令和3年では再び図示されています。


8.基礎構造
標準解答例①は布基礎、②はベタ基礎で計画されています。
①では「経済性を踏まえた計画」という条件を踏まえ、布基礎としていると考えられ、支持地盤に達していない一部のフーチング下部を地盤改良としています。
②ではべた基礎下部が、支持地盤に達していない部分について傾斜に合わせて4段階で地盤改良を施す計画としています。


9.断面図
断面図への「道路高さ制限への適合ができる情報(道路斜線、斜線勾配等)」の記入要求に対して、境界線からの「最小後退距離」を明示し、道路斜線の計算式、斜線、斜線勾配を記載しており、今後の学習に向けての表現の参考とする必要があります。


10.図面上に明示する「簡潔な文章や矢印等による補足」について
図面上に明示する「簡潔な文章や矢印等による補足」は、近年の標準解答例では少なくなっていますが、これは計画の要点等の記述例を公表していない理由と同様に「解答パターンが定型化する等、適正な試験実施に影響を及ぼすことが想定されるため」と考えられますので、受験生は積極的に明示するべきだと思います。


11.まとめ
前述のように試験機関からランクⅢとランクⅣの要因として「設計条件に関する基礎的な不適合」「法令への重大な不適合」が挙げられているとおり、法令を守りながら設計条件に忠実に計画をまとめることが合格への道だということを、昨年に引き続いて強く感じさせる試験となりました。


あらためて、合格された皆様、心よりお祝い申し上げます。
また、残念な結果だった方、少しの間、試験のことは忘れてゆっくり休んでください。
落ち着いたら、来年に向けての対策を考えてください。
TACは全力で受験生の皆様を応援いたします。




【お知らせ】
TACでは来年の一級建築士設計製図試験に向けて「初受験対策講義」、「総合設計製図本科生」を来年2月から順次開講していきます。

 「初受験対策講義」について    詳細はこちら→
 「総合設計製図本科生」について  詳細はこちら→


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本日、一級建築士 合格発表がありました。
合格された皆様、心よりお祝い申し上げます。

【実受験者数】 10,499人(昨年:11,035人
【合格者数】    3,765人(昨年:3,796人
【合格率】       35.9%(昨年:34.4%
【学科からの最終合格率】9.9%(昨年:10.6%

昨年と比較して、学科受験者数が約千名程度増加しましたが、合格率が5%程度下がったため
設計製図の実受験者数が約500名程度減少しましたが、合格率が1.5%あがったため合格者数は
おおきな変動はありませんでした。

ランクⅠ~Ⅳの割合は下記のとおり発表されました。
 ランクⅠ:35.9%(昨年:34.4%)
 ランクⅡ:6.3%(昨年:5.6%)
 ランクⅢ:26.9%(昨年:24.3%)
 ランクⅣ:30.9%(昨年:35.7%)

講師による講評は夕方4時ごろを予定しています。少しお待ちください


【お知らせ】
無料オンラインセミナー「設計製図の基礎」


無料オンラインセミナー「静定構造と構造設計のコツ」


2022年合格目標「一級建築士 総合設計製図本科生」




こんにちはtashiro

本日、公益財団法人 建築技術教育普及センターより、
令和3年の二級建築士試験の合格発表がありました。

合格された皆様、本当におめでとうございます


〇製図実受験者数 11,450名(11,253名)
〇合格者      5,559名(5,979名)
〇合格率      48.6%(531%)
●学科からの最終合格率 23.6%(26.4%)
※( )内は昨年

ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳのそれぞれの割合は次のとおりで、「ランクⅠ」のみが合格となります。
ランクⅠ:48.6%(53.1%)(合格)
ランクⅡ: 7.7%(6.9%)
ランクⅢ:31.9%(32.6%)
ランクⅣ:11.8%(7.4%)
※( )内は昨年

昨年より、合格率が製図試験は4.5%下がり、学科からの最終合格は2.8%下がりました。




皆さん、こんにちは!

TAC二級建築士講師の岡部です。

まずは、合格された皆さま、本当におめでとうございます。

 

 

ここからは、今年の課題「歯科診療所併用住宅(鉄筋コンクリート)」について、建築技術教育普及センターの発表内容を受けて簡単な講評をしたいと思います。

 

 

今年の設計製図試験の全国合格率は「48.6%」でした。昨年は「53.1%」でしたので、やや合格率が落ちました。前回のRC造の課題(平成30年)の合格率「54.5%」と比べても低く、やや難しい試験だったことがうかがえます。

 

ランク別の割合では、ランクⅣ(失格)が11.8%と昨年より多く、図面の未完成や主要な部屋の欠落など、大きな失敗をした人が多かったことが分かります。

また、ランクⅢ(「知識及び技能」が著しく不足している)が、ランクⅡ(「知識及び技能」が不足している)よりも、かなり大きな数字ですので、致命的ではないが、多くのミスを積み重ねた結果不合格となった人が多かったと考えられます。

 

建築技術教育普及センターの採点のポイントは以下の項目です。

(1)設計課題の特色に応じた計画

   ①診療所部分と住宅部分との相互の動線計画

   ②防火区画等

(2)計画一般(敷地の有効利用、配置計画、動線計画、設備計画、各室の計画等)

(3)構造に対する理解

(4)断面構成に関する知識

(5)要求図書の表現

(6)設計条件・要求図書に対する重大な不適合

   ①鉄筋コンクリート造3階建てでないもの

   ②要求図書のうち図面が1面以上未完成

   ③図面相互の重大な不整合(上下階の不整合等)

   ④延べ面積が、「240㎡以上、300㎡以下」に適合していないもの

   ⑤要求室のうち、次のいずれかの室が欠落又は設置階が違っているもの(室名は省略)

   ⑥著しく非常識な計画(階段、エレベーターの欠落等)   

さらに解答の傾向として次のコメントがあります。

「未完成」、「設計条件の違反(要求室の欠落、防火区画等の計画が不十分)」、「要求図書に対する不備(部分詳細図(断面)の防水措置)」に該当するものが多かった。

 

これらの項目が主要な採点ポイントですので、これらのすべてにわたって、大きなミスを犯すことなくプランニングを行い、図面を仕上げなければいけません。

 

特に(1)の②に「防火区画等」と明記されましたが、これは6月の課題発表のときに「建築基準法令に適合した建築物の計画とする。」と注記されたことを反映しており、法的な条件をしっかり理解し図面に反映させる必要があったということがわかります。

また、今年の部分詳細図の指定箇所は「2階のバルコニーの出入口を含む部分」でしたが、その防水措置についても採点ポイントとなっていますので、納まりについてもよく理解した上で図面に描き込む必要がありました。

 

今年の試験課題の最大のサプライズは、「敷地全体になだらかな傾斜がついている」という点でした。過去にない出題で皆さん頭を悩ませたかと思います。標準解答例の階高設定では、前面道路面をGLとして軒高を9000㎜、1FLを+300㎜として、各階の床高さを細かく調整しています。敷地北側では1階の床が地盤より下になる高さです。

受験生の方は、色々な階高の解答をされたと思いますが、設定内容の適否や配点ウェートの割合など、今後分析をしていきたいと思います。

 

今年の試験を見ても分かるように、設計製図の試験は年々難易度が上がり、生半可なレベルでは合格できない試験となっています。これを突破するためには、以下2点において対策を立てることが必須になります。

 

①プランをまとめる力の強化(設計条件を正確に読み取り、適切なプランを作る)

②製図力の強化(構造を理解し、メリハリのある図面を短時間で描く)

 

課題の発表は来年の6月ですので、①のプランをまとめる力の強化については学習を始めることが難しいのですが、②の製図力の強化については今からでも始めることが可能です。

 

来年の課題は木造と予想されます。今年のRC造とは違った対策が必要になります。

今年涙を飲んだ方は、是非とも早めに試験対策を始めましょう。学科合格後、今回初めて製図試験を受験する方も同様です。

 

TACでは、下記のように早めに対策のスタートを切れる「総合設計製図本科生」も準備しております。早めのスタートを切って、他のライバルとの差をつけましょう。





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