TAC建築士講師室ブログ

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皆さん、こんにちは!

TAC二級建築士講師の岡部です。

 

本日、令和3年の二級建築士設計製図試験の課題が発表されました!

課題から読み取れることを、どこよりも早く速報としてお伝えします。

 

■令和3年二級建築士試験「設計製図の試験」の発表課題

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「歯科診療所併用住宅(鉄筋コンクリート造)」

要求図書

1階平面図兼配置図[縮尺1/100]

各階平面図[縮尺1/100]

※各階平面図については、試験問題中に示す設計条件等において指定します。

立面図[縮尺1/100]

断面図[縮尺1/100]

部分詳細図(断面)[縮尺1/20]

面積表

計画の要点等

(注1)答案用紙には、1目盛が5ミリメートル(部分詳細図(断面)については10ミリメートルの方眼が与えられている。

(注2)建築基準法令に適合した建築物の計画(建蔽率、容積率、高さの制限、延焼のおそれのある部分、防火区画 等)とする。

------------■課題の分析■------------

.「鉄筋コンクリート造」について

予想どおり今年はRC造でした。ただし、これまであった「ラーメン構造」の指定がありません。「ラーメン構造」、「壁式構造」のどちらで計画しても可という解釈ができます。

また、例年あった階数の指定も今年はなく、2階建てなのか3階建てなのか、試験当日の問題で指定される形となりました。これらから、今年はより柔軟な対応力が求められる課題といえるでしょう。

.歯科診療所について

歯科診療所という用途については、平成9年度の木造課題で出題があり、ひさしぶりの出題となります。

「診療所」という名称ですので、入院のための施設をもたず、要求される室としては診療室、X線室、受付事務室、技工室(入れ歯などを製作する室)、院長室などが考えられます。医療側と患者側の所要室を適切に配置し、適切な動線とするプランニング力が求められます。

 

.併用住宅について

いわゆる施設併用型住宅の課題と言えます。RC造の施設併用住宅はこれまでも、カフェ、乳幼児用雑貨店、陶芸工房など多くの用途の出題がされてきました。併用住宅では、住宅側と施設側のアプローチ動線を適切に分ける動線計画が必要になります。

また、3階建てであれば住宅部分が2層にわたる2世帯住宅の場合や歯科診療所が2層にわたるケースも考えられ、柔軟なプランニング力が求められる課題といえます。

 

.建築基準法令に適合した建築物の計画

今年は新たに注意書きとして、「建築基準法に適合した計画」とすることが明記されました。

平成30年のRC造の課題では、延焼のおそれのある部分、防火区画(竪穴区画)が出題されています。建蔽率、容積率、高さの制限については、新規の内容になります。基準法に違反すると、即失格となる可能性があるため、建築法規についても、しっかりした対策をしておく必要があります。

 

.要求図書について

平面図の要求が「各階平面図」となり、2階建てになるか3階建てになるか、試験当日にならないとわかりません。どちらの場合でもしっかり作図が出来るよう対策をしていく必要があります。

また、平成30年に引き続き「部分詳細図(断面)」[縮尺1/20]が出題されました。屋根部分、2階床部分、基礎部分、どこが出題されるか分かりませんので、全ての部位についての練習が不可欠となります。

これまであった仕上げ表、主要構造部材表については要求がなくなりました。

 

以上、課題から読み取れることを速報としてお伝えしました。

この文末にRCの直近課題である平成30年本試験(地域住民が交流できるカフェを併設する二世帯住宅)の「TACオリジナル答案例」を掲載しましたので、作図内容の参考にして下さい。

 

 

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TACの二級建築士設計製図コースは厳選した「7課題」で合格できる講座です。9月の設計製図試験までの2~3か月で、消化しきれないほどの膨大な量の課題をこなすことは、効率的な学習とは言えません。

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H30-2Q製図-本試験-答案例





井澤&清田(セイタ)です
izawa seita2
一級建築士試験に合格された皆様、本当におめでとうございます!
今まで積み上げてきた努力、乗り越えてきた困難を思い出し、喜びに浸ってください!
自分を誉めてあげてください!
そして応援してくれたすべての人に、ぜひ感謝の気持ちを伝えてください。

それでは、合格発表の主なポイントを確認します。
標準解答例、採点のポイントを参照してください。

1.合格率とランク
全国合格率は34.4%で、ランクⅠ~Ⅳの割合は下記のとおり発表されました。

実受験者数

合格者数

ランクⅠ

ランクⅡ

ランクⅢ

ランクⅣ

11,035

3,796

34.4

5.6

24.3

35.7


今年も昨年と同様にランクⅡが非常に少なく、ランクⅢとランクⅣで約6割という結果となりました。その要因として、試験機関からは具体的に以下のものが挙げられています。
・設計条件に関する基礎的な不適合:
「各ユニットのゾーニング等が不適切」、「要求している室の欠落」、「要求している主要な室等の床面積の不適合」等
・法令への重大な不適合:
「延焼のおそれのある部分の位置(延焼ライン)と防火設備の設置」、「道路高さ制限」や「直通階段に至る重複区間の長さ」等

以下、標準解答例を通して確認しておくべきポイントを掲載します。

2.居住部門の3ユニットの配置
標準解答例①、②ともに、2階にユニットAと居宅サービス部門の宿泊室等を設け、3階に居住部門のユニットB、Cを設けています。

3.個室、宿泊室の配置
標準解答例①、②ともに、居住部門の個室、居宅サービス部門の宿泊室を北側には設けていませんが、合格者のプランを見ると、これらを北側に設けた受験生も同様に合格していますので、北側に設けてはいけないという問題ではありませんでした。

4.共同生活室、デイルームの採光
共同生活室、デイルームともに「自然光を取り込み、快適な空間となるようにする。」という条件により、標準解答例①では南側から、標準解答例②では中庭から採光を確保しています。

5.地域交流スペースとテラスの配置
地域交流スペースは「地域住民等との交流の場とする。」「近隣の認定こども園との合同イベントも行う。」という条件であり、標準解答例①、②ともに、西側に計画されています。
注目すべきは、テラスについて屋外からのアプローチは課題文で明記されていないものの、標準解答例①では、歩道のない西側の4m道路からアプローチしている点です。試験対策としては「利用者のアプローチは歩道付きの道路から」というのが定石ですが、今年の敷地図を現実と照らし合わせて見れば、西側道路は地域住民が普通に往来し、そこからのアプローチも可能と判断できます。「試験だから」という決め付けは計画の自由度を狭めますので、注意が必要です。

6.バリアフリー法の円滑化基準、屋内の廊下の幅
昨年に引き続き「円滑化誘導基準」ではなく「円滑化基準」が要求され、「屋内の廊下については、有効幅員1.8m以上を確保する。」とされました。管理用の廊下もそれに従わなければならないのか注目されましたが、標準解答例①、②ともに、管理用の廊下は有効幅員1.8m未満の部分があります。
また、利用者用の廊下について、特に標準解答例②では、壁心を柱心とずらして廊下の有効幅員と居室面積を確保しており、計画の自由度を高める上で応用できます。

7.防火区画に用いる防火設備の種別
標準解答例①、②ともに、令和元年の10月試験、12月試験の標準解答例と同様に、防火区画に用いる防火設備はすべて特定防火設備とされています。標準解答例に「今後の学習の参考」として記載されているとおり、階ごとに面積区画を行い、高い安全性を確保するため、竪穴区画を特定防火設備で区画し、面積区画を兼ねる考え方です。
なお、標準解答例②では、中庭に防火設備を設けていますが、必ずしも必要ありません。
また、標準解答例では凡例にもあるとおり、防火設備の扉の開き勝手は図示されていません。

8.基礎構造
標準解答例①はベタ基礎、②は布基礎で計画されています。

9.断面図の屋上設備スペースの表現
平成30年、令和元年の10月試験、12月試験の標準解答例と同様に、屋上設備スペースは
設備機器を一つずつ図示するのではなく、スペースの外形のみが図示されています。

10.図面上に明示する「簡潔な文章や矢印等による補足」について
図面上に明示する「簡潔な文章や矢印等による補足」は、近年の標準解答例では少なくなっていますが、今年もその傾向が続いています。

11.まとめ
前述のように試験機関からランクⅢとランクⅣの要因として「設計条件に関する基礎的な不適合」「法令への重大な不適合」が挙げられているとおり、法令を守りながら設計条件に忠実に計画をまとめることが合格への道だということを強く感じさせる試験となりました。

あらためて、合格された皆様、心よりお祝い申し上げます。
また、残念な結果だった方、少しの間、試験のことは忘れてゆっくり休んでください。
落ち着いたら、来年に向けての対策を考えてください。
TACは全力で受験生の皆様を応援いたします。


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こんにちはtashiro

本日、公益財団法人 建築技術教育普及センターより、
令和2年の二級建築士試験の合格発表がありました。

合格された皆様、本当におめでとうございます


〇製図実受験者数 11,253名(10,884名)
〇合格者      5,979名(5,037名)
〇合格率      531%(46.3%)
●学科からの最終合格率 26.4%(22.2%)
※( )内は昨年

ランクⅠ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳのそれぞれの割合は次のとおりで、「ランクⅠ」のみが合格となります。
ランクⅠ:53.1(46.3%)(合格)
ランクⅡ:6.9(12.5%)
ランクⅢ:32.6(30.1%)
ランクⅣ:7.4(11.1%)
※( )内は昨年

ランクⅡが減り、ランクⅢは昨年同様に30%を超えています。




皆さん、こんにちは!
TAC二級建築士講師の岡部です。
ここからは、今年の結果を受けて簡単な講評をしたいと思います。
まずは、合格された皆さま、本当におめでとうございます

今年の設計製図試験の全国合格率は「53.1%」でした。昨年は「46.3%」と厳しい数字でしたので、例年の合格率に戻った印象です。

ランク別の割合では、ランクⅣ(一発失格)が7.4%と昨年よりは少なく、図面の未完成や主要な部屋の欠落など、大きな失敗をした人は少なかったことが分かります。
また、ランクⅢ(「知識及び技能」が著しく不足している)が、ランクⅡ(「知識及び技能」が不足している)よりも、かなり大きな数字ですので、細かい箇所のミスというよりも、設計条件を十分に満たしていないなど、基本的なレベルでミスをした人が多かったと考えられます。


建築技術教育普及センターの採点のポイントは以下の項目です。

(1)設計課題の特色に応じた計画
(2)計画一般
(3)構造に対する理解
(4)架構計画
(5)矩計に関する知識
(6)要求図書の表現
(7)設計条件・要求図書に対する重大な不適合
 

これらの項目すべてにわたって、大きなミスを犯すことなくプランニングを行い、図面を仕上げる必要があります。

今年の課題は「シェアハウスを併設した高齢者夫婦の住まい」でした。建物内部で「シェアハウス」と「住宅」できちんとゾーニングを分けて計画し、内部で行き来できる動線を確保しないといけません。また、1階にLDK(A)、LDK(B)の2つのLDKが要求されましたので、これらの部屋を欠落させることなく上手く配置させる必要がありました。

さて、設計製図の試験は年々難易度が上がり、生半可なレベルでは合格できない試験となっています。これを突破するためには、以下2点の対策が必要です。

①プランをまとめる力の強化(設計条件を正確に読み取り、適切なプランを作る)
②製図力の強化(構造を理解し、メリハリのある図面を短時間で描く)


来年の課題はRC造と予想されますので、今年の木造とは違った対策が必要になります。

課題の発表は6月ですので、①のプランをまとめる力の強化については学習を始めることが出来ませんが、②の製図力の強化については今からでも始めることが可能です。

今年涙を飲んだ方は、是非とも早めに試験対策を始めましょう。学科合格後、今回初めて製図試験を受験する方も同様です。

TACでは、設計製図試験のみを受験する方に下記のように「設計早期パック」を準備しております。早めのスタートを切って、他のライバルとの差をつけましょう。


【お知らせ】
TACでは来年の二級建築士設計製図試験に向け2月から始まり、課題発表後の設計製図本科生を含む「設計早期パック」をご用意していおります!

設計早期パックでは早期対策としてオンラインで作図方法や表現を学び、郵送にて添削指導をいたします。課題発表後には発表された課題に基づきプランニングから製図完成まで、合格レベルの設計力を養成します。教室講座の通常受講料は210,000円(税・教材費込)です。

★二級設計早期パックの詳細は以下よりご確認ください



★二級設計製図本科生の詳細は以下よりご覧ください
★頼れるTACの受講相談


井澤ですいざわ
昨日、一級建築士設計製図試験を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。
コロナ禍、そして試験直前の台風14号の接近など、困難や不安のなかで受験された方も多かったのではないかと思います。

課題文の文章量が年々増加し、難しくなっている印象を受けます。
今年の課題の主な特徴は次のとおりです。

1.3階建て、3ユニットケア
今年は課題発表時に階数が明記されませんでした。
基準階の出題であれば基準階に設ける室が先に決まりますが、3階建てのため設置階の選択肢が増え、難しくなりました。
3つの介護ユニットを何階に配置するかによって、①3階に2ユニット、2階に1ユニット、②1、2、3階に各1ユニットなどが考えられます。

2.敷地の周辺条件と採光、道路斜線制限
住宅地に囲まれ、公園もなく、道路も狭く、厳しい敷地条件です。
南面と東面は隣地であるため、採光確保のための離隔が必要です。
また、北面と西面は道路幅員が狭く、道路斜線制限がかかってきます。

3.地域交流スペース
地域交流スペースは「地域住民等との交流の場とする。」「近隣の認定こども園との合同イベントも行う。」とあることから北西に計画するのがベストです。(残念ながら昨日UPしたTAC第一報プランは北東です。。)

4.バリアフリー法の円滑化基準、屋内の廊下の幅
昨年に引き続き「円滑化誘導基準」ではなく「円滑化基準」でしたが、「4.留意事項」の(2)では「屋内の廊下については、有効幅員1.8m以上を確保する。」とされました。
課題文に忠実に従えば、管理用の廊下についても適用されることになりますが、それに反した場合の採点については合格発表後の検証が必要です。

5.居住部門の個室の住みやすさ
「3.計画の要点等」の(1)では「居住部門の個室の計画において、『入居者の住みやすさ』について考慮したこと」が求められました。TAC第一報プランでは、居住部門の個室を隣地境界線から5m離して採光を確保した上で南面、東面に計画しています。個室を北側に向けて計画しても減点はないと考えます。

6.スタッフルームの兼用
居住部門のスタッフルームは「ユニットのある全ての階に計画する。」とされ、1つの階に2ユニット設ける場合は兼用可能です。
また、居宅サービス部門のスタッフルーム、職員用便所は「同じ用途の室(=スタッフルーム、職員用便所)が同じ階の居住部門にある場合は、兼用してもよい。」とされ、兼用可能です。
このようにプランニングにより兼用可能か否かが変わり、ボリュームが変わってくると計画の難しさが増します。

7.既存建築物撤去範囲の埋戻し部分
既存建築物撤去範囲の埋戻し部分については、基礎底面以深の部分について地盤改良を行うのが適切です。

8.計画の要点等
計画の要点等では、そのほか「耐震計算ルート」(RC造で高さ20m以下の場合はルート1(許容応力度計算)以上であれば問題ありません。)、「車寄せの屋根・庇等の構造計画」、「感染症対策」などが出題されました。
感染症対策については、TAC生は十分に対応できたのではないかと思います。各ユニット玄関に手指洗浄スペースを設けるなどの配慮があると良かったと思います。

――――――――――――――――――――
長時間にわたる試験、及び、長きにわたる受験勉強、本当にお疲れ様でした。
果報は寝て待て、です。
しばらくはゆっくりと休んで下さい。
本当にお疲れ様でした。

―――――――お知らせ―――――――――

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 京都校 11/21(土)11:00~
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井澤ですいざわ

本日、一級建築士設計製図試験を受験された皆様、
本当にお疲れさまでした。
条件をすべて満たすのは結構難しい試験だったと思います。

さっそくですが、10/11 21時現在のTAC第一報プランを公開します。
明日13:00に講評をUPします。

2020_TAC_plan

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