




各論一般(試験で覚えにくい数値の整理)
補強コンクリートブロック造工事
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TAC建築士講座の講師・スタッフのブログです。
こんにちはセイタです
動画de2級建築士、第16回目、今回が最終回となります
科目「施工」のうち、補強コンクリートブロック造工事について学習します。
<今週の講義>施工:試験によく出る 補強コンクリートブロック造工事
なかなか身の回りで見かけない「補強コンクリートブロック造」の建築物ですが、二級の試験では、例年1問程度出題があります。
なお、近年はALCパネル工事との融合問題としても出題されることがあります。
Pointは、
●施工上の細かい注意点を押さえる
ブロック同士を一体化させるための、配筋上の注意点、空洞部へのコンクリート・モルタルの充填を行う際の注意点などがよく出題されます。
「なぜそのような方法で施工するのか?」を理解して覚えるとよいでしょう
<過去の本試験では>
①モルタルと接するブロック面については、付着物等を取り除き、十分に乾燥させた後に、ブロック積みを行った。
②ブロックは、フェイスシェル厚の薄いほうを下にして積み上げた。
③縦目地空洞部には、ブロック4段ごとにモルタルを充填した。
①誤:乾燥させるのではなく「水湿し」を行う。モルタル中の水分がブロックに吸収され(ドライアウト)、モルタルが硬化不良を起こす。
②正
③誤:ブロック2~3段ごとに充填する。
さて、二級建築士の受験生を応援する「動画de2級建築士」の連載は、今回で終了となります
試験まで残り1ヶ月ほどですが勉強のギアを1段上げて、悔いのないように試験に臨んでくださいね
TACでは、6月2日(新宿校),3日(渋谷校)から二級建築士「直前演習ゼミ」が開講します
試験によく出て、かつ絶対に落してはならない重要問題を取り上げ、問題演習と解説の繰り返しによる、非常に実践的な講義です
特にこれまで独学で勉強されてきた方、直前期1ヶ月の「総仕上げの学習」として有効です
わたくし清田(セイタ)は、渋谷校にて講義を行います
初回講義は無料で体験もできますので、今年絶対に合格したい人は、ぜひぜひ
こんにちはセイタです
東京は、夏並みに暑い日が続いております
受験生の皆さん、体調崩さないようにお過ごし下さいね
さて「動画de2級建築士」、第15回目です。
今回は科目「施工」のうち、鉄骨工事、タイル工事について学習します。
<今週の前半>施工:試験によく出る鉄骨工事(仮ボルトの締付)
二級の試験では、鉄骨工事から例年2問出題されています。
そのうち仮ボルトの締付けについては、毎年のように出題があるので必ず覚えてくださいね
Pointは、
①仮ボルトの種類
原則、本接合と同軸径の「普通ボルト(中ボルト:仕上げの程度が中程度)」を用いる。ただし例外として、現場溶接にて柱を継ぐ場合の仮ボルトは「高力ボルト」を用いる。
②締付け本数
一般部では、ボルト一群に対して、「1/3程度かつ2本以上」。混用接合や併用継手の場合は、締付け本数を「1/2程度」に増やす。なお、現場溶接にて柱を継ぐ場合は「全数締め付け」、しっかりと固定する。
<今週の後半>施工:試験によく出るタイル工事(モルタルによる後張り工法)
二級の試験では、タイル工事については、左官工事、石工事などと共に融合問題として例年1問出題があります。各タイル工事についての特徴を押さえておく必要があります。ここでは、セメントモルタルを使った後張り工法について解説します
Pointは、
①張付けモルタル(タイルを張るためのセメントモルタル)を壁面に塗布するのか、タイル裏面に塗布するのか、あるいは両方に塗布するのかに着目
●壁面に塗布 → 密着張り、モザイクタイル張り
●タイル裏面に塗布 → 改良積上げ張り、マスク張り
●両面に塗布 → 改良圧着張り
②タイルの張付け手順(上から下or下から上)に着目
●上から下 → 密着張り(1段おき)、改良圧着張り
●下から上 → 改良積上げ張り(下から上へ積上げる)
https://youtu.be/5C1ov_
こんにちはセイタです
「動画de2級建築士」、第14回目です。
今回は科目「施工」のうち、山留め工事、コンクリート工事について学習します。
<今週の前半>施工:試験によく出る「4つの山留め壁」
二級の試験では、土工事、基礎・地業工事から、例年1~2問程度出題されています。
そのうち、山留めについては「山留め壁」と「(山留め)支保工」の組合せになりますが、今回は、山留め壁についての解説です。
Pointは、
①4つの山留め壁を写真などで知る。
②それぞれの特徴、施工方法、適用地盤などを知る。
<過去の本試験では>
①地下水位が低く、良質な地盤であったので、山留め工法として、親杭横矢板
工法を採用した。
②山留めを親杭横矢板工法としたので、基礎工事までの作業は、根切り→砂利
地業→山留め→基礎の順で行った。
①正
②誤:親杭の打込み→根切りを進めながら横矢板の設置→地業→基礎の順。
<今週の後半>施工:試験によく出るコンクリートの締固めのポイント
二級の試験では、コンクリート工事から例年2問出題されており、他分野と比べると出題数の多い分野となります。
Pointは、
①棒形振動機やタンピングによる締固めの注意点は、よく出題される。
難しい所ではないので必ず得点できるように。
<過去の本試験では>
①コンクリート棒形振動機による締固めは、コールドジョイントを防止するため、棒形振動機の先端が、先に打ち込まれたコンクリートの層へ入らないようにして行った。
②スラブのコンクリートは、打込み後に表面の荒均しを行い、凝結が終了した後にタンピングを行った。
①誤:先端が、先に打込まれたコンクリートの層へ「入るように」行う。
②誤:凝結が終了する「前」にタンピングを行う。
こんにちはセイタです
気づけば2級建築士の学科試験まで、ちょうど残り2ヶ月、1級は3ヶ月を切りましたね
ちなみに、2級の設計製図試験の課題発表は、あと1ヶ月ほどです
世間はGWですが、気を引き締めて頑張りましょう
さて「動画de2級建築士」、第13回目です。
今回から科目は「施工」になります。
<今週の講義>施工:試験によく出る「枠組足場・単管足場」のポイント
二級の試験では、仮設工事の問題は、必ず毎年1問出題されます。仮設工事の問題は、細かい数値が問われることも多く、中でも枠組足場、単管足場は出題の中心となります。
Pointは、
①各足場の違い・特徴を図や写真で知る。
②覚えにくい数値は語呂合わせなどを使って覚えよう
今回は、試験でよく出る「壁つなぎの間隔」についての語呂合わせをご紹介しています
https://youtu.be/99bw1pKHt4I
<過去の本試験では>
①高さが12mの枠組足場における壁つなぎの間隔は、垂直方向を9m、水平方向を8mとした。
②単管足場における壁つなぎの間隔は、垂直方向5.5m、水平方向5mとした。
①正
②誤:水平5.5m以下、垂直5m以下