二級建築士の試験のポイントをご紹介する「動画de2級建築士」、第7回目です。
今回は構造の科目の中で、鉄骨造、木構造についてです
<今週の前半>構造:鉄骨造(局部座屈と幅厚比の制限)
二級建築士では、鉄骨造については毎年2問出題されています。
局部座屈、横座屈など紛らわしい用語が出てくるので、区別して覚えましょう。
Pointは、
①局部座屈とは何か?を理解する。
②部材が「薄っぺらい」ほど、局部座屈を生じやすい。
③局部座屈、横座屈を混同しない!
●局部座屈の抑制 → 幅厚比を小さく。
●横座屈の抑制 → 横補剛材(小梁)を入れる。
<過去の本試験では>
①H形鋼は、板要素の幅厚比が小さいものほど、局部座屈が生じやすい。
②梁の横座屈を防止するために、板要素の幅厚比が制限されている。
①誤→幅厚比は大きいほど座屈しやすい。
②誤→横座屈の防止には、横補剛材(小梁)を入れる。
<今週の後半>構造:木構造(接合部)
二級建築士では、木構造については毎年3問出題されています。
接合部の種類はいろいろありますが、今回は釘接合について。
Pointは、
①許容せん断耐力は、釘の長さに関係しない。
②許容引抜き耐力は、釘の長さに関係する。
(引抜きは釘と木との摩擦力が関係する。釘が長いほど摩擦力が大)
<過去の本試験では>
①釘接合部における釘の許容引抜耐力は、木材の気乾比重、釘の胴部径及び釘の打ち込まれる長さ等に影響される。
②引張材の端部接合部において、加力方向に釘を一列に10本以上並べて打ち付ける場合、釘接合部の許容せん断耐力を低減する。
①正
②正