井澤ですいざわ

■問題1
移動式クレーンによる荷の吊り上げ作業において、10分間の平均風速が10/s以上となると予想されたので、作業を中止し、移動式クレーンの転倒防止を図った。(一級施工:平成20No.6)
■問題2
プレキャストコンクリート工事において、部材の組立作業中に風速が10/s以上であったので、作業を中止した。(一級施工:平成10No.25
■問題3
ガスシールドアーク半自動溶接を行っていたところ、風速が2m/sとなったので、適切な防風処置を講じて、作業を続行した。(一級施工:平成14No.14

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■解答
問題1、2、3ともに正。

―――――――ポイント:風速――――――――
■クレーンの吊り上げ作業
風速10/s以上は中止
■プレキャストコンクリート部材の組立て作業
風速10/s以上は中止
■ガスシールドアーク溶接作業
風速2m/s以上は中止。ただし、適切な防風措置を講じれば可。
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一般に10/s以上を強風と考えます。ガスシールドは溶接部をシールドしているガスが飛ばされたらダメなので2m/s以上は原則として中止。