ワンパンマン井澤です
(ワンパンマン、ご存知ですか? 佐藤先生にもたまにはググってもらいましょう)
■問題1
鉄筋の組立てに用いるスペーサーの材質は、スラブ及び梁の底部では鋼製とし、柱、梁及び壁の側面ではプラスチック製とした。(一級施工:平成20年No.8)
■問題2
片持ち庇のスラブ筋に用いるスペーサーについて、材質を施工に伴う荷重に対して耐えられる鋼製とし、型枠に接する部分には、プラスチックコーティングの防錆処理を行ったものを使用した。(一級施工:平成26年No.8)
■問題3
基礎ばりの下端における鉄筋に対するコンクリートのかぶり厚さを確保するために、モルタル製のサイコロ型スペーサーを1.5m間隔で使用した。(一級施工:平成15年No.9)
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■解答
問題1 正
問題2 正
問題3 誤。モルタル製は強度が不足するため不可。1.5m間隔は適当。No.264参照。
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No.264で説明したとおり、スラブ等の水平鉄筋の位置を保持するものはサポートと呼ばれるのが一般的ですが、水平鉄筋の下端筋のサポートは、かぶり厚さの寸法の保持するのが目的のため、スペーサーとも呼ばれます。
結局、サポートもスペーサーもほとんど同じと考えて良いです。
――――ポイント:スペーサーの材質――――
■スラブ・梁の底部のスペーサー
→原則として鋼製とする。
→型枠に接する部分には、プラスチックコーティングの防錆処理。
→モルタル製は強度が不足するため不可。
■柱・梁・基礎梁・壁などの側面のスペーサー
→プラスチック製のスペーサーとしてもよい。
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