いざわ
井澤です。

「実例」暗記法は、今回が最終回です。
「比較暗記法」と同様に、近々に目次を作りますね。

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カステルヴェッキオ美術館
(イタリア)
■問題216
ヴェローナ(イタリア)のカステルヴェッキオ美術館は、歴史的建造物であった古城を市立美術館へ再生させたものである。
(一級計画:平成24No.3改

■リンク
http://ameblo.jp/tonton3ab/entry-12066822930.html

■解答 正。平成
24No.3は「古城」の部分が「市庁舎」となっている誤りの枝で出題されました。設問は、それを正しくした問題です。「カステルヴェッキオ」とは「古城」という意味です。改修設計はカルロ・スカルパです。

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ハイライン
(アメリカ)
■問題217
ハイライン(ニューヨーク市)は、1980年に廃線となった貨物列車用の高架線路上を緑道や公園へ再生させたものである。
(一級計画:平成27No.17

■リンク
http://www.newyorker.co.jp/magazine/pickup/from_ny/post_27/

■解答 正。平成
27No.17は「1980年に廃道となった高速道路を、路面上は緑道、高架下は大規模なショッピングモールへ再生させたものである。」という誤りの枝で出題されました。「高速道路」ではなく「高架線路」です。また、高架下は大規模なショッピングモールとして使われていません。

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ジェミニ・レジデンス
(デンマーク)
■問題218
ジェミニ・レジデンス(コペンハーゲン市)は、港湾施設として使用されていたサイロを改修し、集合住宅へ再生させたものである。
(一級計画:平成27No.17

■リンク
https://www.mvrdv.nl/en/projects/frosilio
↑改修設計を行ったオランダの設計事務所 MVRDV(エム・ヴィ・アール・ディ・ヴィ)のホームページです。右下の「VIEW GALLERY」から15枚の写真を見ることができます。
2枚目がサイロ(穀物飼料などの貯蔵庫)です。これを集合住宅にコンバージョンするとは!

■解答 正。
MVRDVの他の作品も見てみてください。刺激的です!
https://www.mvrdv.nl/en/projects
MVRDVは、レム・コールハース氏(ネクサスワールド香椎レム棟・コールハース棟の設計者)の主宰する設計事務所OMAの出身者が主となって設立した設計事務所です。なお、ザハ・ハディド氏もOMAの出身です。


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はじめにお伝えしたとおり、「実例」暗記法は、今回が最終回です。
最後の問題218で、現代最高の建築家とも称されるレム・コールハース氏つながりで最終回を迎えられたことに少し喜びを感じています。

実例を過去問の字面で覚えるほど苦痛なことはありません。
その一方、実例の写真を見るほど楽しい勉強もないように思います。

百聞は一見に如かず。
好きこそ物の上手なれ。

すごいな、面白いなと興味を持てたら「実例」は「勝ち」です。


さて、第1弾「比較暗記法」、第2弾「実例暗記法」が終了しまして、第3弾は、「井澤式 建築士試験 法規逐条解説(ちくじょうかいせつ)」を始めていきます。
法令を1条ずつ、あるいは1項ずつ、趣旨と出題を確認し、片っ端から丹念にマスターしていこうという企画です。

乞うご期待!